農園たや

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「食べる」から考える

農業ってどうしても生産から考えてしまいがちですが、私たちは「食べる」ことから出発して、野菜づくりをしています。実際に食べて美味しさに感動した野菜を、国内外問わず集めて栽培しています。いろいろと集めすぎてしまい、今では年間50種以上の野菜を出荷しています。作りにくくて、廃れてしまった福井の伝統野菜「吉川なす」なども、その美味しさに感動して栽培し維持しています。 私たちの野菜が、みなさんの食卓を楽しく演出してくれることを目指しながら、栽培しています。

「共に生きる」から考える

環境や健康に配慮する農業は今やあたりまえです。でも具体的な取り組みをしている農園はまだまだ少ないですね。私たちは、化学合成農薬を減らし、環境と健康を守るために、積極的に害虫の天敵を利用しています。自然界では、食物連鎖により、ある種の虫や病気だけが大量発生することは少ないです。それは、天敵がその害する虫や病気を食べてくれるからです。その自然のエコシステムに目を向け、私たちの農業に活かしています。具体的な取り組みとして、天敵の住処になる場所を圃場内に作っています。そこでは天敵が住みやすい植物(バンカープランツ)を育てるのですが、その植物自体は収穫しません。圃場内の植生環境を多様にして、自然と共に生きることを目指しています。

「土」から考える

土づくりこそが、農業の基本だと思っています。土は生き物です。スプーン一杯の土の中に数億もの生命が存在します。この生き物たちの活動が、植物を育み、自然を創り上げていきます。そしてその生き物たちの餌となるのが、有機物です。 化成肥料を投入し続ける畑では、餌が無くなりこれらの生き物たちは生きていけなくなります。そこで私たちは、野菜の出荷先である市場やスーパーから野菜くずや生ごみを集めて、それを堆肥にして、再び土に戻してやっています。私たちの生きるこの社会の中で、有機物が循環していく「炭素循環型農業」の実現に力を入れています。

農園たやの社会貢献

私たちは、国際貢献にも力を入れています。インドネシアの農民子弟を対象に独自の農業研修プログラムを組み、その研修終了後の営農活動まで支援しています。実際にインドネシアにも赴き、営農指導もしています。インドネシアでは、化学合成農薬や化成肥料の大量投入により、土地が大変疲弊しています。また大型プランテーションの開発で森が無くなり、また収奪するような農業で耕作地も疲弊しています。そのような農業に待ったをかけるべく、私たちの研修プログラムでは有機肥料や天敵の利用などを教えながら、社会に貢献できる起業の仕方についても、みんなで議論しています。これからのグローバル化の社会の中で、私たち農民が国境を越えて連帯していくことが、地球規模の問題の解決の糸口になるのではないかと考えています。
2024.05.20 Monday
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