山あいの休耕棚田再生の願いから約半年に及ぶ過酷な農作業に携わり、酒米「越淡麗」を栽培。そして、その米と共に蔵に入り、蔵元と蔵人の協力を仰ぎ、越後の名杜氏の指導で蔵の寒気に身をさらし洗米の寒水と蒸し米の熱さに耐え、この「壱醸」を醸すことに至った。棚田に出会えたことは「棚田の生きものを愛する会」にとって幸運でした。 そして・・・「越淡麗」は魔もの。農に引き入れ、醸に引き込み、「壱醸」を飲る人をも魅了し続けて止まない。「越淡麗」は究極の酒米。本物に気づいていく時代を迎えた。