ごあいさつ

 

はじめまして

山梨県都留市で左官をしている藤本敦(ふじもと あつし)と申します。

 

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 私は、高校卒業後 19歳から実家「藤本左官」で働き始めました。そして21歳の時に左官伝統工法を志し、兵庫県淡路島の植田俊彦氏にご紹介いただいて、三重県四日市市の「株式会社 蒼築舎」代表 松木憲司氏に弟子入りしました。竹木舞・土壁・漆喰・土佐漆喰・かまど・大津磨きなどの伝統工法や、一流の左官職人の方々と出逢う機会をいただき、左官の奥深さを知りました。

 

 朝早くから夜遅くまで、休日も返上して生活時間の大半を左官に捧げた修行生活は、精神的にも体力的にも過酷なものでした。しかし、親方をはじめ弟子仲間や周囲の方々に恵まれ、その期間は私の人生で最も有意義な時間となりました。今の私があるのは、親方のご指導と支えてくださった皆さんのおかげだと心から感謝しています。 

 

 その後、26歳の時に地元 山梨県都留市に戻り、父のもとで2年勤務した後、一念発起して独立。「壁美師(かべびし) 藤本」としてスタートしました。

 

 そんな中、数々のご縁があり、地元の設計士さん向けに講習会を開催したり、山梨のテレビ局 UTYの『ウッティ発 山梨の左官職人』に取り上げていただくこともできました。 

 

 現在、山梨県をはじめ多くの地で左官の伝統技術が失われつつあります。その要因として、材料から自分で配合したり、高度な仕上げ技術も必要とされるため、習得するまでに時間がかかること、また、左官の仕事自体が減少しているためだと考えられます。スピードや安い単価ばかりが求められる現状において、こだわりや手間ひまをかけるような私の仕事は時代に逆行しているとも言えます。しかし、私が自分の目で見て手で触れ体で覚えた本物の材料や技術で仕上げた壁は、仕上がりの見た目や部屋全体の空気感が心地よく、自信を持って皆さまにお勧めできるものです。タイトルにもあるように、左官職人の手によって塗り壁に命が吹きこまれ、呼吸するようになるのです。左官の伝統工法や本物の自然素材の素晴らしさ、そして塗り壁の魅力を皆さんにぜひ伝えたい、その一心で、なんとか現代工法に融合させた新しい形で広められるよう日々努力しております。 

 

 私の創る材料は、決して既製品ではできない手づくりのものにこだわり、特殊な技術や道具も必要になります。今後、このような左官の技術を後世に繋いでいくために後継者の育成も視野に入れ、2016年12月26日より「株式会社 壁美師」として新たなスタートをきりました。施工中、私が自分で気持ち良いと感じる材料は、お客様に住んでいただいてからも気持ちの良い空間になります。私が吟味し心から自信を持って創る材料・仕上げを、今後も責任を持ってご提案していきたいと思います。本物の素材や技術にこだわりを持っておられるお客様、設計士様、工務店様のご期待に応えられる会社でありたいと考えております。 

 

 最後に、植田氏はじめ松木親方、また全国各地の諸先輩方、いつも温かく見守りご指導いただきまして誠に感謝申し上げます。また、山梨でご協力いただいている左官職人の皆さん、関係会社の皆様、いつもご尽力いただきましてありがとうございます。常に周りの方々への敬意や感謝を忘れず、これからも邁進してまいりますので今後ともご指導ご贔屓のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

株式会社壁美師
代表取締役 藤本 敦

 

 

 

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