はじめまして。ピアノ調律師の石田です。
主にピアノの音を整える仕事をしています。
ヤマハ調律学校で学び、
これまで20年ほどで
15,000台以上のピアノを
調律してきました。
「1.5万台」と言うと驚かれますが、
一歩ずつ積み重ねてきた結果です。
これだけ続けてくると、
ピアノを調律することは、
単に音程を直す作業ではなく、
弾き手の「表現のパレット」
を整えることだと
確信するようになりました。
僕が大切にしている
「音との向き合い方」について、
少し書いてみようと思います。
1
脳のストレスを解放するための習慣化
家でピアノを弾くとき、なんだか集中できない、疲れる……。それは練習不足のせいではなく、ピアノの「音の狂い」が原因かもしれません。
- ● いつまでも脳が休まらない
狂った音で弾くと、脳は無意識に「正しいピッチ」に補正しようとエネルギーを使い果たします。これはガタガタの悪路を運転し続けるようなもので、知らぬ間にメンタルが削られていく。
- ● 「当たり前」を整える
完璧な調律は、脳を補正作業から解放し、純粋な創造性にリソースを集中させてくれます。当たり前の音が出る。これ以上に重要なことは、この世にそんなにない気がします。
2
続けることは武器になる:1.5万台の圧倒的実績
僕が「続ける技術」として信じているのは、客観的な正解を積み重ねることです。
- ● 正確な「ものさし」を持つ
まずは「平均律」という基準を寸分違わず構築する。メーカー基準を守ることは、楽器の資産価値を守るだけでなく、弾き手の「正しい耳」を養うことにも繋がります。
- ● 誰にでもできることを誰もやらないくらい長く続ける
1.5万台という経験は、僕にとっての大きな武器です。この積み重ねがあるからこそ、どんなピアノに対しても冷静な診断ができるのだと思っています。
3
ピアノを「歌わせる」ための独自の微調整術
正確な基礎(平均律)を固めた上で、そこに「付加価値」をどう足していくか。
- ● 「歌う響き」をセットにする
当事務所では、あえて微細なゆらぎを作る「ユニゾンの微調整」を推奨しています。
- ● 開花現象の魔法
音が空間でふんわりと膨らみ、透明感のある余韻が生まれる。一流ピアニストが好むのは、数学的な正解を超えた先にある「歌う響き」です。
「放置」は恥ずかしいことじゃない
何年も調律していないピアノを前に、「こんなに放っておいて……」と申し訳なさそうにする方がいます。でも、僕から見ればそれは「眠れる原石」です。
- ● ポテンシャルの覚醒を待つ
どんな状態の楽器も、適切な処置をすれば必ず応えてくれます。
- ● 現在の状態を記録する
今のピアノがどんな状態か、客観的に分析してお伝えします。そこからまた、新しい音楽の習慣を始めればいいんです。
結論:科学的な正確さと、芸術的なゆらぎの統合
石田ピアノ調律事務所が提供するのは、「科学者のような正確さ」で基準を守りつつ、「芸術家のような感性」で旋律に命を吹き込むことです。
無理して難しい曲を弾こうとする前に、まずは音を整えてみませんか。午前中に調律を済ませて、午後からは整った音で思いっきりだらだらと、好きな曲を奏でる。そんな「奏でる喜び」を取り戻すお手伝いができれば、これほど嬉しいことはありません。
よろしければ、あなたからの調律のご依頼、
『待ってます。』