にゅうめんは奈良県の郷土料理

三輪素麺の産地、奈良県では、夏は冷やしで、冬は温かいお出汁で食べる「にゅうめん」として、四季を通じてそうめんを食べる食文化が根付いています。「にゅうめん」というのは、漢字で書くと「煮麺」ともなり、その字の通りそうめんを温かく煮た料理です。こしの強い三輪素麺は、温かいにゅうめんにしても伸びにくく、美味しく召し上がっていただくことができます。“三輪にゅうめん”には三輪素麺が使われています。

手延べそうめんの賞味期限

手延べそうめんの賞味期限は、製造から3年6カ月と長いため、保存食としても活用されます。正しく保存することで美味しさを長く保つことができます。

そうめんの原型は「さくべい」

平安時代中期には病除け、魔除けとして、七夕に索餅(さくべい)を食べる習慣が広まったとされています。索餅は、米の粉と小麦粉とを練り、縄のように細長くねじった食べ物で、お菓子という説がある一方、そうめんの原形とも言われています。

三輪素麺は地理的表示保護制度(GI)登録第12号

農林水産省により特定農林水産物等の名称の保護に関する法律に基づき平成28年3月29日に「三輪素麺」は地理的表示保護制度登録第12号となりました。地域で育まれた伝統と特性を有する農林水産物食品のうち、品質等の特性が産地と結びついており、その結び付きを特定できるような名称(地理的表示)が付されているものについて、その地理的表示を知的財産として保護する制度です。

素麺相場を決める卜定祭

毎年2月5日にはその年の素麺相場をご神前で占う神事「卜定祭(ぼくじょうさい)」が執り行われます。その結果は今でも三輪素麺の初取引の参考にされています。夏の終わりには、年中行事を締めくくる感謝祭も境内で行われ、一年の営みを無事に過ごすことができた喜びを「そうめん踊り」に表わし、ご神前へ奉納されます。