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旧堀氏庭園スタッフ 佐々木美和子
堀庭園の関りと思い
堀庭園は、私にとって特別な場所です。かつてこの庭園は、当時の当主の方から私の両親が譲り受け、その後は町の大切な文化財として守られてきました。
私が初めて庭園を訪れた際のその静寂な空気と、変わらぬ美しさに心を打たれ、木のざわめき、水の音、石の配置の意味等、その一つひとつに、堀氏の時代から今日まで幾人もの人々が庭を大切に守ってきたことが感じられました。
そしてこの庭園に深い関心を持つようになったころ私がこの場所に関わらせていただく事になり、感謝でいっぱいです。
庭園でのイベントやガイドの取り組み、学校との連携、訪れる方々の反応などを通じて「守る」事の意義とともに「活かす」ことの可能性を実感しています。
名勝指定から20年、この庭園はただ残されているだけではなく、地域の誇りとして育まれ活用されてきました。
その過程に少しでも関われたことは、私にとって大きな喜びです。堀庭園は地域の記憶そのものだと思っています。
この場所を訪れた人が何かを感じ取り、今後はさらに地域の人々や若い世代が自然とかかわり、学び、表現できるような場所としての役割を果たせるよう、活用の場を広げていきたいと考えています。
そのためにも、「真っ直ぐ」な思いを持ち「守る」姿勢を大切にしながら、柔軟な発想で「活かす」道を探っていきたいと思います。
堀庭園は、ただ保存するだけではなく、「活かしていく」ことで本当の価値が輝く場所だと考えています。
今後この堀庭園を、より多くの人が関わり、心に残る体験を得られる場所として活用していくことが大切です。
地域の学び舎、歴史や庭園文化について学ぶ事、体験型のプログラムを展開することで地域の宝に直接触れる。
見学だけではなく「参加できる庭園」として模索したいと思います。
又、季節ごとのイベントや催しの場としても堀庭園は、大きな可能性を秘めています。
例えば春には茶会、夏には夕涼み会、秋には紅葉祭り、冬には雪のライトアップといった(現行有)自然の変化とともに楽しめる催しは、人々の心を惹き付け、庭園の魅力を再発見する機会となります。
加えて、庭園を「癒しの空間」として位置づけることで、心と身体を休められるような環境づくりを目指したいと考えています。
これからも堀庭園が大切に守られ、活かされていくために、この庭園への想いを大切にしながらそっと関わり続けたいと思います。