ブログ
『風を待ち、雨を越えて』
今年も無事に、新しい麦を迎えることができました
春先から続いた雨に
空を見上げては心配する日もありましたが
畑へ足を運ぶたび
昨日よりも少し大きくたくましく育つ姿に
自然の持つ力強さを何度も教えられました
今年は鹿に食べられることもなく
無事収穫出来たことに
ほっと胸をなでおろしています
種をまき、育て、刈り取り、作品になるまで
毎年繰り返すその時間の中で
少しずつ「こんな麦が育ってほしい」という想いが
畑にも伝わってきたように感じています
年を重ねるごとに
作品に寄り添う素材として育てられるようになってきたことは
何より嬉しい変化です
今年の新麦も光や風をまといながら
また新しい物語へと生まれ変わっていきます
どんな景色を映してくれるのか
私自身も楽しみに一つひとつ仕立てています
『物語のつづき』
庭の小さな一角に
新しい場所ができました
ずっと思い描いていた自分だけの小さな空間
作品をつくることはもちろん
いつか作品たちが静かに並ぶ場所を持ちたい
そんな想いを抱きながら少しずつ歩いてきました
振り返れば冬の間は整える時間でした
手を動かすことを少し控え
これから先の景色を思い描きながら土台をつくるような日々
その中で生まれた
「小さな物語から生まれる小さな光」という言葉は
今も私の制作の中心にあります
そして今回その光たちが集う場所ができました
大きな場所ではありません
けれど
風が通り
光が揺れ
静かに過ごせる特別な空間です
慌ただしい毎日から少し離れて
心をゆるめる時間を過ごしていただけたら。。。
そんな想いを込めています
ここは完成ではなく
新しい始まり
これからまた
たくさんの物語が生まれ
小さな光が育っていく場所になるのだと思います
物語が動き出す場所として
これからどうぞ
よろしくお願いします
『物語が動き出す場所』
誰かのもとへ届いたとき
それは終わりではなくて
静かに続いていく
ひとつのはじまり
手の中で生まれたものは
かたちを変えながら
その人の時間に寄り添い
また別の物語を紡いでいくのです
今年もまた
それぞれの場所で出会い
新しく動き出します
『はじめの一歩』
『余白』
私の作品のストーリーは
どれも「ふわっと」
それは
見た人が自由に
想像できるように
小さな光
小さな言葉
そのあいだにある余白に
誰かの物語が
そっと重なったらいいなと思っています


