建設業の許可の中に板金工事業と呼ばれる業種があります。
金属建材の工事を担う業種です。
「板金工事業」は「屋根工事業」や「内装業」「塗装業」など29種類ある独立した建設業の許可の一つです。
板金工事業を営むには知事や国土交通大臣から許可が必要になり、専任技術者の設置や財産要件などの条件があります。
世間一般では板金屋さんとして慣れ親しまれています。
実はその昔(昭和20年代頃)、板金屋さんといえば雨樋工事屋さんでした。
昔の雨樋はブリキ製であり、板金屋さんの専売特許でした。
トタン屋根も板金工職人さんが請け負う工事のひとつです。
どちらかと言えば、板金工事の会社や職人さんは裏方に近い存在でした。
しかし、ガルバリウム鋼板など耐久性に優れた建材が評価され、今では板金工職人さんの仕事の幅が大きく広がっています。