お知らせ

2023-01-12 16:52:00

セミナー講師紹介vol.3 IT導入の第1歩!曽我部泰博先生

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講師紹介

ITコーディネータ 曽我部 泰博 様

(バイタルスパーク合同会社 代表社員)

(特定非営利活動法人 ITコーディネータ京都 理事長)

 

 

プロフィール

 

ITベンダーにて大企業向けシステム開発に従事し、主に製造業、流通業、小売業の顧客向けのシステム導入を行う。

ITベンダー以外に食品製造・販売企業、人材派遣企業の情報システム責任者として従事、10年ほど前に独立し、中小企業向けコンサルティングを開始。

 

事業者の課題解決のため、伴走での支援を心がけている。

 

 

 

講師インタビュー

 

 

Q.事業環境の変化が激しい現代において、小規模事業者のIT導入・デジタル化をどのように進めるべきでしょうか?

 

 

変化の激しい時代では、先を見通すことが難しくなり、経営に不安や悩みを抱く事業者様も多いと思います。このような先行きが見えない時こそ、中長期の計画および経営戦略の策定がとても重要になります。

 

事業環境の変化に合わせて経営戦略を柔軟に構築・変更していくことで、ブレずに会社の方向付けを行っていけます。

 

IT導入・デジタル化は、経営戦略を実現するための事業戦術の1つです。IT導入・デジタル化を、事業環境変化に打ち勝つための手段と理解することが、効果的な導入の第一歩になります。

 

 

Q.IT導入では経営者にどのような役割が求められると考えますか?

 

1つは、投資対効果の判断を行うこと、次に、将来の成長につながるかを見極めること、そして組織内外への情報発信が、経営者様に求めれる重要な役割です。

デジタル化は経営の手法であり、ツールです。経営者様には、そのツールを経済的・合理的に判断して選ぶこと、そして成長に向けて有効活用するためには、組織を引っ張っていくリーダーシップの発揮が求められます。

 

いろいろな企業を見てきましたが、経営者様の考えが社員に伝えられている組織とそうでない組織では、社員の表情がまったく違います。トップの思いが浸透した企業では、元気で積極的な社員が多く、職場全体からも「企業と共に発展していこう!」という姿勢が感じられます。

 

今の時代、情報共有・情報発信の手段はたくさんあります。それを上手く活用し、経営者が自分の思い・考えを、企業内外に発信していくことが非常に重要です。 

 

Q.IT導入・利活用が進まないケースには、どのような原因がありますか?

 

 

もっとも大きな原因は、デジタルの専門家が社内にいないことです。

 

小規模事業者の社内には、デジタルの専門家がいないことがほとんどです。そのため導入するITの種類や分野、規模、予算などについて適切な判断ができないまま、ITベンダー主導でITツールを導入した結果、経営戦略に合致しないITを選んでしまうケースや、導入したものの費用に見合う効果が十分に得られないケースが非常に多い状況です。

 

そうなると、せっかくのITがビジネスに活用されず、最悪の場合では投資そのものがムダになってしまうことさえ想定されます。

 

このような事態を避けるには、どんな目的のために、どんなITを選び、どうやって利活用し、効果を引き出すための組織づくりをどうやって進めるのかなど、予め「導入計画」を決めておくことがとても重要です。

 

そのためには、社外のパートナーを利用して相談しながら進めていくことをお勧めします。

 

また、資金の問題も大きく、大きな投資を伴うことで導入をためらうことも多いと思われます。毎年、国や京都府では小規模事業者のIT導入を支援する各種補助金施策が実施されているため、導入の目的やITの種類、予算規模に応じて、ご活用ください

 

 

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Q.今回のセミナーでは、どのようなお話をいただけますか?

 

今回のセミナーでは、これからIT導入を検討される皆様を対象に、「デジタル化の目的」「IT導入・デジタル化の効果」について、お伝えしたいと考えています。

 

またデジタル化を進めるためには何が重要であるか、事業計画に即したデジタル化経営課題抽出とその解決策としてのデジタル化について、専門用語は使わずにわかりやすくお伝えいたします。 

 

 

Q.小規模事業者は、デジタル化でどのように前進できると考えますか?

  

デジタル化といってもその適用範囲は非常に広いものです。また業種・業態によっても、求められるデジタル化は違ってきます。

小規模事業者のデジタル化であれば、特定の部門や業務の都合だけを考えた部分最適ではなく、企業やビジネスの在り方にまで着目した、全体最適の視点に立って、適切な順番で進めていくことがとても大切です。

更には自社のみのデジタル化ではなく、取引先も含めたデジタル化を検討することで、自社経営の効率化を通じて、取引先の利益・便益アップにつなげることも期待できます。

つまり小規模事業者はデジタル化を通じて、自社の信用を高めることができ、末永くお付き合いできる相手として認めてもらうことができます。

 

日本政府では、デジタル化による社会全体の効率化、そして日本の競争力向上を目指しております。地域を支える小規模事業者 皆様のデジタル化は、まさしく日本経済発展の推進力になると期待しております

 

Q.IT導入・デジタル化に不安・お悩みをお持ちの方へメッセージをお願いします。

  

IT投資は、社内に専門家のいない企業にとっては、会社の命運を左右するビッグ・プロジェクトです。

そのため、相談できるパートナーを作ることがとても重要です。私たちITコーディネータは、小規模事業者・中小企業のデジタル化を推進する専門家として、課題解決のご支援をおこなってまいりました。

 

今回のセミナーをきっかけに、ITコーディネータの役目を知っていただき、皆様のIT導入のチカラになれば幸いです。

 

また、商工会を始め、京都府、京都市、京都産業21、ASTEM(京都高度技術研究所)、その他公共機関ではデジタル化のための相談窓口や専門家派遣を行っていますので、そちらにもご相談いただければと思います

ITセミナー・相談会にてお会いできることを楽しみにしております!

 

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以上、IT導入の専門家 曽我部先生の紹介でした。

当日のセミナーでは、豊富な経験をもとに、ヨコモジや専門用語を多用しない、分かりやすい講義いただく予定となっております。

 

皆様のご来場を、お待ちしております!

 

 

 

■セミナー情報

 

 講演者 曽我部 泰博 氏 (ITコーディネータ)

 

 対 象 これからIT導入・デジタル化を検討される企業 など

 

 時 間 11:00~12:00 ※両会場とも同じ時間帯です

 

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