2026-07-25 06:14:00

土地の特性を知って

6月24日、薩摩地方で線状降水帯が発生し、薩摩川内市では1時間に108mmを超える猛烈な雨が観測されました。

これにより、市内を流れる川内川支流の、田崎川・石神川・溝端川が氾濫し、最大2m浸水し、逃げ遅れた住民がゴムボート等で救出される様子が映されていました。

 

昨日のMBCテレビでは、薩摩川内支社から中継された特集報道があり、それによると先日は、住宅の床上浸水は26棟・床下浸水は116棟にも及び、道路の陥没などで3名の方が怪我されたそうです。

新興の住宅地でも5年前に新築したばかりの住宅が数件床下浸水したり、場所によっては床上浸水の被害に遭われたそうです。

7年前に新築された住宅では、今回初めて床上浸水でしたが、6年前と2年前にも玄関先まで水が迫って来たと答えておられました。

被害に遭われた住宅の多くが、ハザードマップによれば想定【最大浸水5m】のエリア内にありました。

 

【河川災害を研究】する鹿児島大の齊田倫範准教授によると、【その土地の成り立ちや、特性、どういう使われ方をしてきたのか】を知り、

【その土地が”20年前”・”50年前”は、どういった場所だったのか】を知る事が大事だと云われています。

今は、【昔の航空写真】も簡単に見られる。是非確認して下さいと云われています。

 

土地の低い場所・水の溜まりやすい場所に、水田が作られ、昔から住んでいる人・農業を生業にされている方々の住宅はそこよりも明らかに標高の高い位置に住居を構え住んでいると指摘されてます。

これは、日本全国どこにでも見られる事と強調されています。

昨年の県央豪雨の際に、床下浸水被害が多発した姶良市のイオンタウン周辺は、50年前は田畑が広がる農地だったそうです。

 

気候変動で、雨の降り方が変わり、これまであふれた事のない川であっても氾濫して浸水被害が広がる危険性があると懸念されています。

国が管理する一級河川と違い、県や市町村が管理する中小の河川や、排水溝、下水溝は整備が追い付いていないのが現状で、豪雨となった際に流れ込んでくる雨水を捌ききれないとも指摘されています。

 

今までは何もなかったという【正常性バイアス】に捉われずに、前兆現象を【五感】でしっかりと捉えて、災害発生前に【正常性バイアスを解除するスイッチ】も持つべきだ。と改めて思った丸万店主でした。