住宅耐震シェルター
昨日、鹿屋市役所建築住宅課にアポを取って、耐震シェルターの件で【北園製材所さん】と話を聞きに行ってきました。三名の方々が対応して下さいました。
何でもレスキューを開始して10年が経過(今年で11年目になります)し、様々なお宅にお伺いして多種多様な相談や依頼にお応えするうちに、【家具の固定が不充分】【築年数が経過しているのに住宅の補修が行き届いていない】【シロアリや腐朽菌等の被害が見られる】【外壁等の破損個所から住宅内部への損傷が拡大・隙間風が入り込む】【若干の傾きの為建具の動きが悪い】【住宅の耐震補強が不十分】なお宅が非常に多いです。
簡単な修繕程度は直ぐに対応できますが、現住建造物の構造上の問題個所や、外壁の広範囲にわたる補修・交換は、専門知識・技術を持った本職にお願いするしかありません 。数件のお宅は【新建ホームズさん】等を紹介して補修工事をやって頂きました。
問題は、介護度が上がり、身体面の不自由度が増したり、寝たきりに近い状態になられた方々のお宅です。
意識はまだまだはっきりされ会話も何の問題もなくスムーズにできるけれども、スムーズに動けない・介助がないと移動が困難な時がある・・・方々のお宅の耐震化・耐震補強を如何に図っていくのか。 が、早急に解決すべき問題として立ちはだかります。
数部屋程度に補強を行う【部分的な耐震補強工事】や、家一軒丸ごとに補強を行う【耐震補強工事】もあります。そちらの方が断然効果が高いですが、工事中の一定期間住まいの拠点を動かす必要もあり、掛かる費用も跳ね上がります。
そこで、介護度があがってベッドの上で大半を過ごされておられる方(ベッドのある部屋が、居間兼・寝室兼・トイレ兼・食堂になっており、ほかの部屋や台所に行くことはほぼない)に向けて、室内で組み立て・設置でき、費用も抑えられ、生存空間の確保ができる。柱や梁床に固定しない完全独立型の【耐震シェルター】を導入できないかと、先日単身訪問しました。
その際に、仕様等も記載した簡易的な図面と共に、地元産(県内産)の木材を使用して地元の工務店・製材所をすべてに絡めた取り組みにできないかと云う提案行ってきました。 その結果も含めて、耐震シェルターそのものについて、鹿屋市側はどのように認識しているのかの話を聞きに行きました。
北園製材所さんと市役所の担当の方々と、多方面からの視点に立った活発な意見交換が行われていました。 専門用語も飛び交う中で、自分は橋渡し役(両者のつなぎ役)だったので、極力双方の話を聞くにとどめていました。
北園さん曰く、『非常に有意義な意見交換ができた。実現に向けた方向性が見えてきたので、鹿大の鷹野教授と直接会って再度話を詰め細部にわたって再検討をします。』 『話し合いの結果次第では、より具体的なアクションをはじめます』との事でした。
設計図面の検討を行い・実物大のモデルが完成し、性能評価試験もクリアされ、コスト面の検証を経たうえで、実際に住宅内に設置して実証試験を行う段取りにまで漕ぎつける事ができたら、そうなってきたら、最高です。
