第1章 想念観察のすすめ (自由自在に人生を演出するノウハウ)
6 想念は勝手にやってくるただの電波、番組
「辛い」 「寂しい」 「殺してやりたい」という想念に皆さんが苦しみ、抵抗したくなるのは、そうした不快な想念を 「自分の頭で作り出したもの 」と信じているからです。
しかしこれは大間違いです。
そのような想念を、言わば想念の川の中から取捨選択しているだけなのです。
あなたの脳は想念という番組を受信しているテレビにすぎないのです。
ウソだと思うなら、あなた、想念をコントロールできますか? 不快な想念を消せますか?
公園を散歩していて気持ちいいはずなのに、突然友人のきつい一言が思い出されて、心がうずいたりすることないでしょうか?
仕事に励んでいる時、なぜか急に「温泉行きたい」想念が流れてきたりしませんか?
ここでお伝えしている客観視の訓練とは、想念が自分ではないことを徹底して理解するためのものなのです。
「気付いている」 ということは、 「想念からは距離を保って離れている 」ことですから、苦しむ必要はないのです。
レイプ想念や殺人想念を受信したら、「何だ、この程度の暴力性じや、視聴率取れないぞ」くらいの余裕を持って見ていることが肝心です (それもまた想念なんですが ・・・)