第8章 お金と善悪判断
1 思考の現実化に必要な要素
思考の現実化に必要な要素を挙げるとするなら、次の 4つです。
1 疑いなく思考し、 集中する
2 実現までのそのプロセスにこだわらない、締めない
3 迅速に行動する
4 結果にこだわらない
要は、当初の想念をいかにクリアなまま保ち、エネルギ — を集中できるか、ということです。
たとえば、「憧れている芸能人とカップルになる」想念を現実にしようとします。
するとたちまち、「でもやっぱり無理だろうな」 「信じられない」という否定想念を引き付け、葛藤してしまうので、現実化につながりません。
次に、現実化するまでのプロセス ・手段にも、あれこれ悩まないことです。
悩んだ分だけエネルギーが消耗します。
また、「行動」というエネルギーを注ぐことで、想念の現実化に拍車がかかりますが、迅速に行動した分だけ、エネルギ — のロスも少なくなります。部屋でぼんやり夢想しているだけでは、とうてい 芸能人とカップルになれる」見込みはありません。
「カップル作戦」が不発に終わったとしても、それがあなたの望んだ結果です。
表面上の意識とは裏腹に、深いところで抱いている「疑い」や「否定」が影饗を与えており、このクリアでない意識状態がそのまま現実に反映したわけです。
ですから、初めのうちは途方も無い目標を設定せず、「部屋の模様替え」など、自分にとって達成しやすい身近な目標から始め、徐々にステップアップしていくのが無難でしょう。
現実化に結び付かなかった場合、想念観察により、その原因を探ってみることです。
次に具体例として、「お金を手に入れる」ことを現実化する問題について考えてみます。