第7章 観察を促進 ・サポートする術
2 言葉で刷り込む
◇肯定的な言葉
思わずロに出してしまう言葉・口癖は、あなたの心の奥底にある思い込みや信念を反映していることはすでに述べました。
否定的な思い込み・・・たとえば「どうせ私には無理だ」 「世の中、そううまくは行かない」などは、人前で、また独り言として繰り返すたびに、強化されます。
言葉の持つエネルギーは強力です。
こうした固定観念を変えたいのであれば、
「私には出来る」
「私は自分を受入れる ／ 愛する」
「世の中、何でもうまく行く」
「私はいつも健康だ」
という具合に、いつも当たり前のように同意している想念（口癖） が出そうになるたびに、反対の言葉をロに出して刷り込んでいくことです。
否定的な想念がロをついて出かかったら、それと反対の言葉が口癖になって出てくるくらいに辛抱強くやること。言わば［エクササイズ4］の言葉版です。
特定の状況で否定的なイメージが出ていた場合、肯定的なイメ ージ （成功している姿、健康で生き生きしている姿 ） をありありと思い浮かべながら唱えて下さい。
イメ — ジ＋言葉で、エネルギー強化します。
◇感謝瞑想
後で述べる「ありがとう」の言葉は、肯定にも否定にも片寄ることなく、中立の状態を維持しようとする作用があります。
また何より、非常に簡単な言葉ですので、万能薬としてお勧めできます。
◇徹底観察の宣言
この本に書いてある内容を単なる知識にとどめず、血肉にしたいと願うのであれば、いささか長いですが、次の3パターンの言葉を唱えて下さい。
今までのものの見方・価値観からあなたは少しずつ離れていくことが出来るでしょう。非常に効果的ですので、ぜひお薦めします。
［私 ］ の箇所をあなたのフルネームに置き換えて唱えます。
起床時や就寝前、特にしつこい想念や困難な状況に苦しんでいる時、繰り返す習慣をつけて下さい。
〔私〕の身の周りに起った現実は、私が強く願い求めたその結果のあらわれなのです。
［私］ はそれを否定せずに、自分を傷つけることもなく、受け取らせていただきます。
ありがとうございます。
〔私 ］ は無知であるがゆえに、本当の自分を知りたくて、この旅を歩み始めています。
〔私 ］の原点は無知で盲目である、ということを決して忘れずに生きてゆきますので、よろしくお願 します。
ありがとうございます。
〔私〕は自由自在性を取り戻すために、真の喜びを体現するために、偽者のよろいを剥ぎ取ります。
皆様の叱咤激励を喜んでお受けいたします。
ありがとうございます。