第 6章  観察の対象を広げよう

3 部屋チェックする

 

あなたの部屋はそのままあなたの世界であり、あなたの心の中でもあります。

 

つまり、部屋が散らかり放題なら、あなたの心も混乱状態にあり、ガラクタだらけであるなら、心の中もどでもいいもので埋め尽くされています。

 

捨てられないものがいっぱいあって収納しきれないなら、あなたはそれだけこだわりの多い人、といことになります。

 

捨てられないものや部屋のレイアトをチックすることで、あなたのこだわリを知ることが出来ます。

 

あなたがよろいを脱いでさっぱりしたいなら、今必要でないもの、ここ数年触ったことすらないものなどを思い切って処分してみましょう。基本的には、1年以上使わなかったものは、今後使う可能性はまずありません。

 

今はリサイクルショップなどはたくさんありますから、本やCD、衣服や食器など、要らないものはどんどん処分しましょう。部屋にスペースができればゆとりもでき、気分的にもすっきりします。

 

心の中も同様ですが、空っぼにしておけばおほど 新しいものが入ってきやすくなるものです。

 

もしどうしても捨てられないものがあったら、その理由を書き出してみて下さい。

そこに「あなた」が良く見えてきます。

 

 

実践 対話瞑想

 

掃除の際、床や畳、テーブルなどと対話するつもりでやってみて下さい。一見ただの「もの」であっても、意識はあります。それを感じながらやって見て下さい。

 

自然と掃除に集中し、無駄なく片付きますし、何よりも、今まで当たり前だと思っていた家の中のさまざまの物質に感謝の念が湧いてくることでしょ

 

初めはきっと一方通行に終始するかもしれません。一人二役を演じているよな感覚にもなるかもしれませんが、それで構わないのです。

 

身の回りのさまざまな「もの」は、実はあなた自身であり、自分との対話ともいえます。床なら床の立場に立って、その気持ちを代弁して下さい。そのち思わぬ返事を相手が返してくることに気がつきます。

 

相手の立場になること、自分と相手との垣根を無くすこと ・・

 

 

 

これをつじて自分他者を自覚していくことができます。

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