第4章 「しつこい想念を何とかしたい 」 人へ
☘エクササイズ 6 想念を味わう
想念を味わうといっても、とても受け止めるだけの余裕がない、激しいものもあります。
まともに観察できずにハマってしまった、といって落胆する必要ありません。
ゆとりがある(冷静な)時、意図的に 「想念お食事タイ厶」を取ってみましよう。
そのメニュー は、あなたが食わず嫌いしてきた想念です。
嫉妬、怒り、絶望、非難、自責、不安 ・・
現在の不快な出来事・人物を想定してもいいですし、くり返し襲ってくる未来の不安・思い出したくない過去などもすばらしいごちそうです。勇気を出して、ゆっくり味わってみて下さい。
どんな想念も、必要なメニュ — として今、あなたの前に出されています。
親の出した食事を、好き嫌いしないで食べた子供は、肉体がバランスよく成長します。
逆に好き嫌いの多い人は、肉体に不調和や不具合(病気など)を起こします。
想念についても同じことが言えます。
親 (宇宙) の出したどんな想念でも、好き嫌いせず、十分味わっていけば、意識の成長は促進されます。逆に好き嫌いが多いと、意識のバランスが崩れます。
もしあなたが親で、ニンジンやピーマンを嫌う子供を叱る(叱った経験がある)人なら、「できません」などと言うことは許されませんよ!
・・・と聞いて、汗をかいている人に言いますが、ここでの狙いは、「ゲテモノ食いやマゾヒス卜になること」ではなく、 くり返し流れてくる「嫌な想念」 に対し、まるでゴキブリにでも出会ったかのように緊張し、ひたすら避けようとている自分に気付くことなのです。
ニンジンだってうまく料理すれば美味しいものです。慣れてしまえばゴキブリだって怖くありません。
でも子供の立場としては、何もかも好き嫌い無く食べる、なんてそう簡単にはできません。少しずつ食わず嫌いを無くしていくことです。まず食べて、どんな味なのか味わってみること。
1 スパイスを振り掛ける = エクササイズ0
刺激臭が強い場合、スパイスで臭みを消すことが出来ます。
2 ちょっとずつ食べる = エクササイズ1
普段から少しずつ慣れていくやり方です。
根気が要りますが、確実に食べられるようになります。
3 調理方法を変える= エクササイズ 3 、4
生で食べるときついものも、炒め物やスープにして食べると、まったくの別物とし
ての味わいが出くることがあります。
4 ひたすら呑み込む=「感謝暝想」 (後述)
どうしようもない時の最後の手段です。
5 食卓の雰囲気作りをする (イメージトレーニ ング)
これをやるためには、ある程度の開き直りが必要です。
たいていはネガティブな想念ですから、
「よ一し、今日の想念シアターでは思いっきり悪役にはまるぞ」
「徹底的に落ちるところまで落ちてやる」と意識的に「役」になりきって下さい。
抑圧しているのが怒りなら、想念上で思いっきり相手を罵倒して下さい。
相手はあなたの足元にすがり付いて許しを請いますが、顔を踏んづけてもいいですし、腕の二、三本へし折ってもいいでしょう。頭をバリカンで丸刈りにしてもいいです。気の済むまでやって下さい。
異性に対する思いなら、男 (女) 狂いでも不倫でも、やりたい放題楽しんで下さい。
後に残らないくらい昧わうことが肝心です。