第 3章 「習慣的行為から抜けられない」人へ
7 制限だらけのシステ厶を捨て、マシンの性能をフルに発揮する
勝手にやってきて、コントロールもできない想念自体には、何の罪もありません。
問題なのはあくまで選択のパターンなのです。
セロリやピーマン、にんじんを避け、ハンパーグばかり食べている子供と、やっていることは同じ、と初めに述べたのはこのことです。
そして、いつからピーマンが嫌いになったのかを突き止めるのが難しいように、
想念選択のパターン形成の起源に迫るのも、非常に困難です。
それよりもまず、 一瞬一瞬の想念に気付き、それを取捨選択しているパターンに気付くことです。
気付けば変われます。この方が早道です。
天才、何でも屋、スーパーマンと呼ばれている人は、その選択パターンに制限のない人です。今まで想念の話を長々としてきたのは、あなたもそういう人になれることを強調したいためです。
あなたは気付いていないのです。ただ気付くだけでいいのです。
時代の進歩につれて、パソコンの世界ではマシンの性能はどんどん向上しています。それに伴って、マシンに司令を送るシステムもどんどん髙機能になっています。
人間はどうでしょうか。
マシンである人間の肉体は、実は無限の可能性を持っています。本当は何でもやろうと思えばできます。
できない理由はただ一つ・・・システムソフトが旧式のままだからです。制限だらけで使い勝手が悪いソフトであり、特定の想念だけに集中するパターンが組み込まれているので、肉体に送り出す司令も特定のものばかりです。
皆さんにはぜひ、新しいシステムに入れ替えて、思う存分マシンを使いこなして頂きたいと思います。
それぞれの分野で皆さんがもっと素晴らしい性能を発揮できるでしょう。
そればかりか、今まで不得意だと思っていた分野でも、能力を花開かせることができます。これからは自由自在性の時代ですから。