第 3章 「習慣的行為から抜けられない 」人へ

エクササイズ3  反対の想念に気付く

 

今流れてくる想念にまず気付いて、書き出してみて下さい。

そしてそれと反対の想念を、瞬時に書いて下さい。

 

 

面倒さい」想念 面倒さくない」想念

 

書くのが疲れた」想念疲れていない」想念

 

お腹空いた」想念空いてない」想念

 

こんなことやって何になるの」想念なんか役に立つかもしれない」想念

 

私って天才!」想念 私って馬鹿かも」想念

 

俺は何やらせてもできないんだ」想念俺は何でもできる」想念

 

無理矢理ひねり出す感じがあるかもしれませんが、今までワンパターンの行動をとっていたところに、実は選択肢が他にもあるんだ、ということを知る練習なのです。

あなたは他の選択肢に気付いていなかっただけです。

 

たとえば、ある本を読んでいる時、「テレビ見い」想念をキッチしたとします。その本が面白いなら、「別に見たくない」想念にスッチして、本を読み続けます。

この場合、想念に対し、ニュートラルな態度です。

 

しかし、自他共に認める怠け者のあなたは、「仕事するのかったるい」想念の反対があることに気付こうともしません。

 

ヘビスモカーのあなたは「煙草吸いたくない」想念があるなど、夢にも思っていません。

 

特定の想念にばかり同意するパタンが出来上がっているのです。

 

これと同様に、「私なんか嫌われ者なんだ」「せん馬鹿なんだ」という、どこからか流れてきた想念にいつのまにか同意選択し、そのままをロ出したり行動に移したりするパターンが出来上がっていることに、まったく気付いていない人はたくさんいます。

 

 

その反対の想念がある(同意しない、という選択肢がある)というパタ — ンが、あなたの中になかっただけのことです。

 

想念は、必ず反対のものとペアになっていることに気付いて下さい。

 

次のページへ

目次へ