くらしさぽーと「このえ」って
秋田県では自分の家やここの家の事を「このえ」と言います。「このえ」は自分の心が落ち着く場所、居場所なのだと思います。そういう居場所に出来るだけ長く住んでほしいと思いネーミングを「このえ」にしました。
私はずっと介護現場で働いてきました。
介護保険のみでもギリギリ衣食住は出来るのですが、病院へ行く事や薬を貰ってくることなどはケアマネージャさんが忙しい時間を割いて付き添っている姿を多数見てきました。でも介護保険の認定が下りていない方や頼れる人がそばに居なくて一人で頑張って生活されている方々もたくさんおられます。
家族も遠方に住んでいればそんなに親の為に戻って来れないし、仕事はなかなか休めない。親はそんな子供達に迷惑をかけないように本当に我慢しています。
初めて訪問したお宅で、どうやって今まで老夫婦のみで暮らして来たのかと思うほど生活環境が厳しいお宅もありました。火事がおきそうな一歩手前のお宅もありました。でも、どの人も「子供たちに心配をかけたくない。」ただその思いで頑張って生活をしておられました。親というものは本当に愛なんだと何度も何度も身に染みて考えさせられる経験をしました。介護保険や障害保険では出来ることが限られてしまう。でも生活していくためには介護保険や障害保険では賄えない部分が多すぎます。
今まで頑張って来られた方々が、もう少し「この家」「この場所」で暮らして行けるように、そして介護をされる家族の方々が時には自分の時間を持ってリフレッシュできるように。
少しでも「このえ」がお手伝い出来たらうれしい限りです。



