医学生のみなさんへ

ポリクリ実習前に

ポリクリ実習のまえに(血液内科)

血液内科(第三内科)は「体験型の実習」を重視しています。
実際のチーム医療に参加しながら、主体的に学ぶ実習となります。

■ 実習に臨む姿勢

  • 積極性を最も重視します。
    自分の目で見て、自分で考え、行動する姿勢が大切です。
  • チームの一員として、疑問点や意見を積極的に発信してください。
  • わからないことは必ず質問してください。

■ 実習内容で身につける能力

  • 医療面接と病歴聴取
  • 身体診察
  • 検査結果の理解と臨床推論
  • プロブレムリストの作成
  • カンファレンス参加を通じた症例理解

■ 評価について

  • 指導教官(メンター)からの評価
  • 出席状況
  • カンファランスでのプレゼンテーション
  • 口頭試問(3週目木曜日)
  • eポートフォリオ(アンケート提出/症例のふりかえり)

■ 実習開始日時・集合場所

  • 8階東病棟多目的室 AM9:00集合
  • ※火曜日開始時はAM8:30に2階病棟カンファレンスルーム

■ 実習時の注意事項

  • 患者さんのプライバシー保護を徹底
  • 無断離席・遅刻をしない
  • manabaへのふりかえり記載を忘れない
  • 困ったことがあれば指導医へすぐ相談
  • クリーンルームでは院内履きが必要になります。かならず用意してください。

血液内科では、あなたを「チームの一員」として迎えます。
最初はわからないことだらけで構いません。
3週間後に自信が少しだけ増えていることを目標に、一緒に実習していきましょう!

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選択ポリクリのススメ

「血液内科って難しそう…」「選択ポリクリで行ってもついていけるかな?」
そう思っている方にこそ、ぜひ一度、血液内科を選択してみてほしいと思っています。
当科の選択ポリクリは、互いに学びあう屋根瓦式と、OSCEや臨床に直結した実習が特徴です。

1. 血液内科選択ポリクリの特徴

  • 屋根瓦式で「互いに学びあう」雰囲気
    学年の異なる学生さんや若手医師が、同じチームで症例を共有しながら学ぶスタイルです。 わからないことをその場で質問しやすい雰囲気を大切にしています。
  • カルテ記載を通じた臨床指導
    毎日のSOAP記載や入院サマリーなど、カルテを書くプロセスを通じて病態の理解を深めます。 実習後OSCEだけでなく、将来の内科研修にも直結するスキルです。
  • EBMに基づいたプレゼン指導
    担当症例をもとに、ガイドラインや論文を調べてミニレクチャー形式で発表してもらいます。 「大変だけど、その分一番身についた」と好評です。

2. 選択ポリクリでできること

① 病棟実習

  • 担当患者さんを受け持ち、入院中の経過を毎日フォローします。
  • その日の検査結果や所見から問題点を整理し、アセスメントとプランを自分で考えてみます。
  • 指導医・専攻医と一緒にカルテ記載を振り返り、診断推論の組み立て方を学びます。

② OSCE対策にもつながる「医療面接・身体診察・臨床推論」

  • 実習後OSCEで問われる、医療面接・身体診察・臨床推論を意識したフィードバックを行っています。
  • 初診外来やカンファレンスでの発表は、OSCEや国試の練習としても役に立ったという声が多く聞かれます。

③ 初診外来での実習

  • 指導医のもとで、初診患者さんの問診・身体診察を経験できます(見学中心〜一部実施まで、習熟に応じて)。
  • 実際の診察を見たあとにフィードバックを受けることで、「OSCEでの自分の診察」との違いがよくわかります。

④ 造血幹細胞移植やCAR-T細胞療法

  • 造血幹細胞移植やCAR-T細胞療法など、大学病院ならではの治療を見学できます。

3. 担当医の紹介 〜部活つながりも歓迎〜

血液内科のスタッフは、比較的若い先生が多いです。浜松医大出身の先生も多いので近い先輩から教えてもらうことができます。

詳しくはスタッフ紹介のぺージをご覧ください。

 

4. 実習後アンケートの声

実習を終えた学生さんからのコメントを、一部ご紹介します。

  • マルクや移植などの処置、治療を見学できたことに加えて、講演会や親睦会に参加して先生方や看護師さん、クラークさんとも交流を深められたのが嬉しかったです。血液内科に興味のある学生にはぜひおすすめしたい実習だと思いました。
  • 一年前の必修実習で初発のDLBCLの患者さんを担当し、今回は再発のDLBCLの患者さんを担当しました。一連の治療の流れを復習できただけでなく、再発時の治療についても学ぶことができました。カンファや外来で担当症例以外の疾患も学べて、とても勉強になりました。
  • 担当患者さんのプロブレムについて、毎日カルテにアセスメントを書くことで、自分で考える習慣がつきました。他科ではここまで指導していただく機会は少なかったので貴重でした。初診外来での実習も、OSCEに向けて自信につながりました。
  • 血液内科の実習は先生方の指導が手厚く、わからないことは何でも聞ける雰囲気です。初診外来や毎日のSOAP記載など、将来必ず役に立つ内容ばかりでした。血液内科に少しでも興味がある人には、ぜひ選択してほしいです。

5. 選択ポリクリ Q&A(よくある質問)

Q. どのタイミングで選択すればよいですか?

必修実習で血液内科に興味を持った方は、第三内科の選択実習を選択してください。第三内科の中で希望の科を選択できます。
将来の進路に迷っている段階でも構いませんので、「内科を深く学んでみたい」という気持ちがあれば歓迎です。

Q. 1日の流れはどんな感じですか?

  • 午前:担当患者さんの診察や検査結果の確認、カルテ記載
  • 午後:処置の見学、指導医とのディスカッション、プレゼン準備
  • 夕方:カンファランス、講演会など

状況に応じて、緊急入院の対応見学や移植の見学なども組み込みます。

Q. 実習後も質問や相談はできますか?

実習中に作成したLINEグループなどを通じて、実習後も進路相談や質問ができるような関係づくりを心がけています。
「専門を決める前にもう少し話が聞きたい」といった相談も大歓迎です。

6. 選択ポリクリPR動画

血液内科の選択ポリクリの雰囲気を、短い動画でも紹介しています。
病棟の様子やカンファレンス、担当医からのメッセージなどをまとめていますので、ぜひ一度ご覧ください。

選択ポリクリPR動画を見る

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選択ポリクリの学生さんへ

血液内科の選択ポリクリを選んでくださり、ありがとうございます。
このページでは、4週間の実習で「何をするのか」「どこを目標にするのか」を事前にお伝えします。
はじめて主治医体験をする方でも安心して参加できるよう、指導医と一緒に進めていきます。

1. 4週間で目指すこと

  • 一人の担当患者さんを4週間診る主治医体験
    入院中の患者さんを1名担当し、毎日診察・検査結果の確認を行います。
  • SOAPでのカルテ記載
    診察内容や検査結果をもとに、紙カルテにSOAP形式で記載してもらいます。
    記載したカルテは指導医がチェックし、その場でフィードバックします。
  • 自分の患者さんを自分の言葉で説明できるようになる
    毎週のカンファレンスや最終週の発表会を通じて、
    「病歴・検査所見・問題点・鑑別・治療方針」をまとめてプレゼンできることを目標にします。

2. 4週間の流れ(モデルプラン)

実際には各自のカレンダーを事前にお渡ししますが、おおよそのイメージは次の通りです。

週 主な目標 主な内容
第1週 担当患者さんをよく知る 入院の経緯や治療歴を把握し、毎日の診察・SOAP記載に慣れる。
指導医と一緒に鑑別診断や治療方針を整理する。
第2週 問題点と評価(Assessment)を言葉にする 検査結果を踏まえて、問題リストとAssessmentを自分で考えて書いてみる。
カンファレンスで1週間の経過を発表し、フィードバックを受ける。
第3週 発表スライドの準備を始める 担当症例をまとめるスライドのたたき台を作成。
指導医とディスカッションしながら、論文やガイドラインも調べる。
第4週 選択ポリクリ発表会で症例発表 第4週火曜日の選択ポリクリ発表会で、担当患者さんについて
病態の理解と考察を含めてプレゼンテーションを行う。

4週間の具体的なカレンダー(カンファレンス、外来実習、クルズス、講演会など)は、
実習開始前に配布される「選択ポリクリ予定表」を参照してください。

3. 1週間の基本スケジュール

曜日ごとに、だいたい次のような流れになります。(学会や連休などで変更の可能性があります)

月曜日

  • 日中:病棟で診察・検査結果の確認・SOAP記載
  • 夕方:血液内科カンファレンスで、担当患者さんの1週間の経過を発表

火曜日

  • 朝:三内カンファレンスに出席
  • 午後:初診外来で問診と身体診察を体験(指導医の下で実施)。アドバンスドOSCEを意識したフィードバックを指導医から受けます。
  • 夕方:移植カンファレンスに出席
  • 第4週火曜日:選択ポリクリ発表会(担当症例のプレゼン)

水曜日〜金曜日

  • 日中:病棟で担当患者さんの診察・検査結果のチェック・SOAP記載
  • 必要に応じて、輸血・化学療法・支持療法などの処置を見学
  • 移植患者さんやCAR-T患者さんがいれば、幹細胞輸注やCAR-T輸注の見学も予定します。

その他

  • 永田・小野が担当するクルズス(ミニレクチャー)を2〜3コマ予定しています。
  • 期間中に開催されるWEB講演会や対面講演会にも、可能な範囲で参加してもらいます。

4. 毎日のルーチンワーク

  • 担当患者さんの診察
    バイタルサイン、身体所見、症状の変化などを確認します。
  • 検査結果の確認
    血算・生化学・骨髄検査・画像検査などの結果を見て、どのような意味があるのか指導医と一緒に考えます。
  • SOAPでのカルテ記載
    S(患者さんの訴え)、O(客観的所見)、A(評価)、P(治療方針)を意識して記載します。
    書いたカルテは指導医がチェックし、文章の書き方や考え方についてコメントします。

5. 発表会について

  • 第4週の火曜日に、血液内科選択ポリクリの発表会を行います。
  • 担当患者さんについて、
    「病歴」「検査所見」「診断」「治療経過」「考察(なぜこの治療を選んだか、学んだこと)」を 5〜10分程度でまとめて発表してもらいます。
  • プレゼンの内容・構成・スライドの作り方については、事前に指導医と一緒に作りましょう。

6. 実習にあたってのお願い

  • わからないことは遠慮なく質問してください。
    血液内科の病態や治療は複雑で、最初からすべて理解する必要はありません。
    「わからないところを言語化する」ことも大切な学びです。
  • 担当患者さんのことを一番よく知っている人になってください。
    「この患者さんのことなら自分が一番説明できる」という気持ちで4週間過ごしてみてください。
  • 初日に実習の詳しい説明と病棟案内を行いますので、白衣・名札・聴診器・筆記用具を持参のうえ、月曜日の8時30分に8東病棟ナースステーション(火曜日始まりの場合は2階カンファランスルーム)に来てください。

4週間の選択ポリクリは、「血液内科で働く」というイメージを具体的に持てる貴重な機会です。
血液内科志望の方はもちろん、「内科を深く学んでみたい」「OSCEにつながる実習をしたい」という方も大歓迎です。
一緒に、血液内科の面白さを体験していきましょう。