珈琲雑学

 

元禄の世のcaffee


日本に初めてコーヒーが伝えられた長崎。実際コーヒーを持ち込んだのは長崎の出島で暮らすオランダ人でした。この時代にオランダ人と一般の日本人との交流はほとんどなかったため、コーヒーが幅広く普及することはなかったのです。通訳者や蘭学者、そして遊女たちという限られた人々でしかコーヒーの味は知られていなかったのです。

 

 

最初に飲んだ日本人

 

 

コーヒーを最初に飲んだといわれる日本人の「大田蜀山人」とは、いか

る人物だったのでしょう。江戸幕府の幕臣で、戯作者でもあり、食通としても知られています。彼は当時、長崎奉行所に勤務していた折、オランダ船上でコーヒーを勧められました。その時の感想は、味わうに耐えられないほどまずかったそうです。砂糖を入れたものだったそうですが、それでも飲み慣れていない彼にとっては受け入れ難い飲み物のようでしたね。

 

 

珈琲のパワ- 3-1

 

 

疲労回復に効く

 

 

珈琲に含まれているカフェインには、刺激作用があり、血液の流れをスムーズにし、筋肉の働きを強化する作用があります。

 

また肝臓へは働きかけ、利尿を促し、体内の代謝を活発にし、さらに二日酔いや、疲労回復にも役立ちます。

 

 

 

珈琲のパワー3-2

 

低血圧や高血圧が治る?

 

 カフェインは心臓の拍動を高め、血管をよくして血圧を上げます。

 

また珈琲には毛細血管を未端まで拡張させる作用があり、血圧を下げます。

 

ただし、これはあくまでも一時的なことなので、低血圧や高血圧を根本的に治すわけではないので、あしからず。

 

 

 

珈琲のパワー 3-3

 

 脂肪を分解する

 

 カフェインには、脂肪の分解を促し、エネルギー消費を助ける作用があります。

 

だからと言って、珈琲を飲む際にミルクや砂糖をたっぷり入れて飲んでいてはむしろ逆効果です。

 

ブラックで飲むことが最も効果的なのです。 

ダイエットしている人は試してはいかがでしょうか。

 

 

 

コーヒー粒度の意味

 

 

コーヒーの粉の大きさで味が異なるって知ってました?

つまりグラインド(粒の大きさ)の度合いによりあっさりした味を得られたり、しっかりした味になったりするんですね。

 

粉が大きいということは、つまり同量の少ない粉の量と比較して粉の間のすき間が空いてる。

 

細かければ細かいほど密度が高くなり(粉がぎっしり詰まってる状態)お湯を注いだ時にしっかりした味が得られる、ということになるわけです

 

 

世界でみたコーヒー(PART1)

 

 

<輸入量>IOC国際コーヒー機関の2007年度統計によると、コーヒー輸入量の一番多い国は、やはり「アメリカ」。

 

日本の約3倍にもなります。その量はおよそ140tにものぼるそうです。

 

 

世界でみたコーヒー(PART2)

 

<一人当たりの消費量>では、一人当たりで換算したらどうでしょう?実は意外にも年間で飲むコーヒーの量は、アメリカはヨーロッパの各国にはかなわないのです。1位がフィンランド、2位がノルウェー、以下ベルギー、ルクセンブルク、デンマーク、スイスと続きます。ヨーロッパの人々はほんとにコーヒー好きなんですねー。

 砂糖を入れないでコーヒーが飲める

 

 例えば、いつも飲むコーヒーにスプーン2杯の砂糖を入れてるとします。

約2週間かけて1杯に減らします。

少しずつ減らしていくのです。そして次の2週間でまた砂糖の量を少しずつ減らしていきます。

すると不思議なことに、砂糖を入れたコーヒーが甘過ぎると感じるようになります。

ここまできたらしめたもの。

もし1か月が無理のようなら2カ月かけてトライしてみよう。

 

コーヒーベルト地帯

 

赤道を挟んで北緯と南緯それぞれ25度間をコーヒーベルトと呼び、コーヒー栽培適地とされてるわけであるが、アフリカ中東の豆と中南米の豆とを比較したときに、深いコクと強い酸味が特徴の前者、まろやかなコクと程よい酸味の後者、に大別されるようだ。
例えばアフリカ中東タンザニア産のキリマンジャロやケニアなどは強い酸と深いボディがある。反対に中米コロンビアはまろやかなコクがあり、グァテマラは秀逸な香り、良質な酸がある。

 


国名や地域名で呼ばれる理由

 

「シティロースト」「フレンチロースト」「イタリアンロースト」と焙煎の度合いの名称がありますが、その呼び名は地域名によるものが多くあります。
「イタリアンロースト」はイタリア発祥の「エスプレッソ」に向く焙煎の度合いで、「フレンチロースト」はフランス発祥の「カフェオレ」向きの焙煎度合いです。

 各国のコーヒーの文化が反映されているのですね。