日記

2024-05-01 14:25:00

英語授業から〜自己修正の例と品詞について

今日、二つ目の投稿です。

一つ目に続き英語クラスの話題です。

はや読み素材を使って、場面描写をしているときのこと。

生徒さんが自分で言ったことがなんとなく変な感じがしたのか、

最終的に違う言い方に自分で変えた過程を紹介します。

はじめに出てきた表現は、

go to outside

そう言ってから首をかしげ、

go out

go out of the classroom

で落ち着きました。

この間、10秒から15秒くらいだったでしょうか。

最初の go to outside が出たとき、

ここはフィードバックしようと思っていたのですが、

自ら go out of the classroom と修正しましたので、

私からはコメントと提案に切り替えました。

 go to outside ➖ これでも何を言おうとしているかは理解できます。

細かく言わなくてもよいかも。

ですが、この教室で重視している品詞の観点からすると、

放置できない箇所なのです。

読んでくださっている方、どこがつじつまが合わないのか、

よ〜くご覧になってみてください。

😀

🤓

😆

go 動詞

to 前置詞

outside 副詞 (前置詞、形容詞、名詞のときもありますが、ここでは副詞)

 

ルールとして、

前置詞の後は基本、名詞がくる。

go to school などのように。

もし、outside を使いたい場合は go outside とする。

言っていて、go to outside は何か変に感じたのでしょうね。

今まで読んだりしてきたものの中にない組み合わせ、

口が言ったことのない組み合わせのように感じたのかもしれません。

こういう感覚、とても大事。

次に、生徒さんから go out と出てきたので、

どんなふうに結ぶのかなと思って聞いていたら、

見事に 前置詞 of  を入れて名詞のclassroom が続きました。

out of はいろいろな文章でよく出てくる組み合わせなのですが、

よく出ましたね。

自分で気づいて自己修正できたので、このまま過ぎてもいいのですが、

こちらからは、go out of の代わりに使える語を一つ提案。

それは、去る、出て行く という意味の

leave。

こんな感じで授業を行っています。

 

2024-05-01 13:40:00

『はや読み」の効用

ある授業でのこと。

はや読み素材の物語で最近読んだ2ページ分の内容を

自分なりに英語で言い直すことをしていたときです。

(書かれている文章には目は落とさず、

挿し絵を見ながらやってもらっています。)

言うスピードがとても速く

ほぼ止まらずに言い続けました。

ものすごく滑らかで躊躇がなく、

楽しんで言っている感じだったので、

私からこんな質問をしてみました。

今、言い直しをしているとき、頭の中はどんなふうだった?

まず日本語が出てくるのかな、

それとも英語で浮かぶのかな?

生徒さんから返ってきたのは、

英語で浮かぶまま言っている、ということでした。

この話をもとに、はや読みの効用について書いてみたいと思います。

当教室で言う「はや読み」とは、

語数や文法制限のある、内容のおもしろい段階別読み物を

最低限の分析にとどめる形で繰り返し読んでいくものです。

配置の言語である英語の構造(主語、述語、補語、目的語、修飾語句)を

しっかり見分けながら

サッ、サッと読んでいきます。

繰り返し読むことで、

なんだか知らないけれど体に入っていく、

そんな役目をしてくれています。

上述の生徒さんの場合、

日本語から英語に逐語訳をすることなく、

言おうとすることのイメージからほとんど直に

英語が出てくるということかと思います。

(ここは日本語でのイメージではないかと推測しますが、

イメージしていることがほぼ印象に残らないような素早さなので、

日本語(のイメージ)を介しているという感じがないのではないでしょうか。)

これが、繰り返し同じ素材を読むことと、

ここで、はや読みと読んでいる読み方を取り入れる意義です。

難しい素材や、

次から次へと新しい素材に移っていくことの方が、

何か進んでいる感があると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

学習のどこかの過程で

上記のような平易な文章を繰り返し声に出して読むことで、

自分の頭ではなく体に入れていく段階を経ることは非常に有効です。

出力(話す)する方を強化したい大人の方にもぜひおすすめしたい学習です。

私たちが苦手とする英語の語順の感覚に馴染むことが可能になるからです。

 

2024-04-27 09:41:00

図書紹介〜川口由一著「自然農と漢方と〜いのちに添って」

今回は図書の紹介です。

川口由一著、「自然農と漢方と〜いのちに添って」。

IMG_3569.jpeg

 

ここ数ヶ月、自然農、自然栽培に興味が出てきて買ったものでした。

自然農への興味の入り口は、

ずいぶん前に、奇跡のリンゴの木村秋則さんのことを知ったときでした。

福岡正信さんが第一人者として有名で、

私も一冊著書を読んだことがありますが。

今回読んだ上記の書は、私の中では別格です。

農家に生まれ経験した近代農業、

ご自身とご家族の病気、

自然農の実践、

自然農の体験場としてのコミュニティーから

ご自身が考えたこと、追求したこと、確信したこと、

いのちの本質など、

すべて経験から到達した境地。

農業も医療も教育の同じであるということ。

私たち人間も私たちの体も、

生命の営みは、ずべて良い方に展開するようにもともとできている。

それを抑え込んでないものにしようとしたり、

消し去ったり、

必要のない手を加えることで、

本来良い方へ展開するはずのものが、

それを阻害されてしまう。

医療を例にとって、もう少し詳しく説明すると、

西洋医学では、病状という「結果」だけを見て、

それを取り去る、封じ込める、敵対するという方法をとる。

一方、東洋医学では、「結果」は、体が良い方に戻るためにとっている過程と見て、

それを封じ込めようとはしない。

そうしたいようにさせておきながら、

必要であれば、原因となるところに働きかけ、

良い方に戻ろうとする過程を手助けする。

西洋医学は部分に注目、

東洋医学は全体に注目。

ここからは、また私の感想に戻りますが、

農業も医療も教育も同じという指摘、

これまで持ったことのない視点でしたが、

激しく共感。

教育の例として、自然農体験できる場のことが出ています。

これが圧巻で、

「組織化しない」という信念が貫かれています。

(組織化の弊害については、

もう一度読まないとはっきり書けそうもないので、ここでは飛ばします。m(__)m)

この体験場で出会う、さまざまな人の話が載っていますが、

川口さんは上に立たず、

よく人を観察し、問われれば何度でも同じことを答え、

決して自分で一気に導こうとせず、

その人が自分で気づくのを信頼して待つ。

うちは農家なので、近代農業をやっていますが、

父が高齢になるにつれ、私の手伝う範囲がものすごく拡大しています。

うちは、ブロッコリーには全く農薬を使っていませんが、

耕運はし、草を刈り、肥料も入れています。

近代農業って、工場の大量生産と同じだなと最近感じていたところです。

いのちを壊している。

自分一人で、小さな区画から自然農に取り組んでみようと、

この本の他にも実践的な本を数ヶ月前に買ったのでした。

畑はあるのですから、やろうと思えば即やれるのですが、

のびのびになってしまっていました。

昨夜この本を一気に読み、気持ちが高まっている今、

まさにそのときか!

話があちこち行ってしまいました。

西洋と東洋のものの見方の違いは昔から関心があり、

教室本棚に、「木を見る西洋人、森を見る東洋人」という本もあります。

ご興味あれば、こちらもどうぞ。

 

 

 

 

2024-04-21 21:37:00

足の小指の爪

しばらくぶりのブログです。

先ほど気づいたことについて書いてみます。

お風呂から出て、手の爪を切り終え、

次に足の爪を切っていたら、

なんと、2、3年の間、黒かった小指の爪が

普通の色に戻っていた!

ということは、

黒かった爪が剥がれ落ちて、

その下で待機していた新しい爪がやっと登場!

ずいぶん年月がかかりましたが、

こうやって、再生というか、

次のものがちゃんと出てくるって、

体ってすごいなあ、としみじみ感じた次第です。

左の小指なのですが、右に比べて三分の二の大きさしかありません。

生え変わったからともいえますが、

理由は以下に関係するのではないかと思います。

それは、きくち体操で知ったこと。

きくち体操では、足の指は毎回触り、

いつも気にかけるように言われています。

小指に関しては、

しっかり床や地面を踏みしめて使っていないと

なんと爪が退化してしまうそうです。

実際、生徒さんで爪がなくなった経験があるという人がいました。

きくち体操を始めて、指に気持ちを向けるようになって

爪が再び出てきたということでした。

不思議ですね。

爪よ、ありがとう。いつも健気に働いていてくれて。

これからはもっと気を向けます。

みなさんも、ぜひ、足の小指の爪の大きさを見てみてください。

左右で違うかもしれません。

また、昔より小さくなっているかもしれません。

爪に感謝!の記事でした。

 

 

2024-04-05 22:28:00

10年前の決断の裏側

個人の教室を開いてちょうど10年経ちました。

今回は、その裏に何があったかについてお話しします。

あのー、を連発しているうえ、5分半と長くなりましたが、

2013年から2014年初めのことを覚えているままに話しています。

 

こちらからお聴きいただけます。

https://open.spotify.com/episode/7BVL2QqruazsdTht0B2Ydb?si=_xulAwEEThivaUu5dXxg8Q

 

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