お知らせ      学長の本棚

2025/10/12

また次の春へ

また次の春へ

【悲しみはある。ないと言えば嘘になる。けれど、悔しさや無念や、恨みだけは抱くまい、と自分に言い聞かせる。ひとはそのために、運命のせいにするという知恵を授かったのかもしれない。

まっすぐ座り直して、冬を越えたあとに待つ春を、また思う。次の春も、また次の春も、おだやかな暖かい日がつづくといい。】

【やっと、誰かのためにきちんと涙を流せる気がした。】

【ーむしろ人数から言えば、そちらのほうがたくさん、いる。
だから、すべてが間違いだったわけではない。
けれど、すべてが正解だったわけでもない。】

数年前に買ったのに、
文庫本出たら、また買った。
気づいたら同じ本、2冊。

‥‥一度じゃない。
あるあるなのです。

それだけ出会いたかった本だったと思うことにしている。

終わりから、始まる。

重松 清
また次の春へ