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2025/10/12

鬼の子

鬼の子

ある日、この町にツノのある子が来た。
小さな体いっぱいにさみしさを背負って、その子は賑やかなグラウンドを見ていた。
「大好きな人が増えるたび僕の力になっていく。だから今度は僕がみんなの力になりたいんだ。」
オニくんが一歩踏み出すごとに、世界は温かくまわりだす。

家出してきたツノのある子、オニくんとその家族の物語。
鬼ってだけで怖がられていっつも一人。

「ひとりじゃできないことをやってみたいです。」
とオニくんはみんなと普通の小学校に通い、野球を習っていく。
最初はツノを帽子で隠して、オニであることを隠していたオニくん。ある時から帽子をかぶるのをやめ、ありのままの自分で生きていこうと決める。
そんなオニくんと暮らすうちに、みんなの世界も変わっていく。

人の気持ちが分かるってこと。
自分が自分であり続けること。
とても大事なこと。