旭醤油味噌について
旭醤油味噌について
大正九年二月に富山県西砺波郡水島村(現在の小矢部市水島)で旭醤油味噌株式会社は設立され、「美味求真」を理念にお客様に満足いただける美味しさ、品質を真っすぐに追い求めてまいりました。
令和元年に創業100年を迎え、これからも「美味求真」の理念のもと、より満足いただける美味しさを求めてまいります。
「美味求真」の書
旭醤油味噌のはじまり
当社は大正九年に富山県西砺波郡水島村の東端で創立されました。
その創立目的は農村振興策として農村に工業を始めることにあったそうです。当時、農村には余剰労力があったのでこれを利用すれば仕事のない人たちに仕事を与えるのと併せて余暇のある地主たちが経営者となれば双方よい仕事になるという考えでした。
当時は世界大戦(第一次)の終結期で、大正八年は特に物価が高騰して好況を謳歌し余波で随分と企業が始まった時期でありました。砺波地区においても会社が雨後の筍のように設立されていたようです。
斯うして余暇のある村の有志が寄々会合して業種を検討した結果「醤油醸造業」が一番手堅い商売であるという事になったのが会社のはじまりです。
会社は株式会社組織とし、資本金は壱万五千円(株数500株)創立当時の株主は二十八名を以って発足することになり設立認可を得てとりあえず第一回の払込を大正九年二月十二日会社は設立し、同年六月二十二日から営業を開始しました。(営業開始時には諸味が無いので石川県津幡町中川醤油店より買入した)
(創立70周年記念 社誌 より)
近所の民家の蔵で発見された醤油を入れていた容器。この徳利?で各世帯にお醤油を分けていたそうです。
昭和初期に使われていた醤油引換券