鰻ってなにが体に良いの??

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鰻は体に良いってよく言われますし、よく聞きますよね。

精をつけよう!夏バテ防止に!って何がどこにどう効いてるのか、ハッキリ言って分かりません!

簡単に申し上げると、滋養強壮の一言です

(滋養強壮:身体の弱い部分を栄養素で補給し、体質を改善して強い身体をつくること)

そこで少しだけ解説していきます。

 

まずは、ビタミンなどの栄養素がめちゃくちゃ豊富に含まれている!以下全部!!!!

(以下100gあたりの含有量)

 

ビタミンA (皮膚や粘膜を健全な状態に保ちます)   

1,500㎍  チーズの4倍、たまごの6倍       不足:肌トラブル・風邪を引きやすくなる

(※1㎍<マイクログラム>=1mgの1000分の1)

ビタミンB1糖質や疲労物質である乳酸を、エネルギーに分解する) 

0.75g  牛乳の25倍、ほうれん草の10倍     不足:食欲不振、疲労、だるさ

ビタミンB2(糖質、脂質、タンパク質を分解しエネルギーを作り出す、皮膚や粘膜の保護)

0.75g  牛乳の5倍、ほうれん草の5.7倍      不足:口内炎、口角炎、舌炎、成長期の子供の成長障害

ビタミンB6(タンパク質の分解、肝脂肪の予防) 

0.1g                      不足:皮膚炎、舌炎、口内炎、口角炎、貧血、リンパ球減少症

ビタミンD(カルシウムの吸収促進、骨の成長促進) 

19.0㎍                      不足:骨の軟化、虫歯、イライラ、骨粗しょう症

ビタミンE(強い抗酸化作用があり、体内の脂質の酸化を防ぎ老化を防ぐ「若返りのビタミン」と呼ばれる) 

4.9mg                     不足:肩や首の凝り、腰痛、手足のしびれ、月経不順、更年期障害

カルシウム骨や歯を作る

150g                    不足:骨粗しょう症、動脈硬化、高血圧

亜鉛(新陳代謝、エネルギー代謝、免疫能力)

2.7mg                   不足:味覚障害、発育障害

鉄(全身に酸素を運搬)

0.8mg                   不足:学習能力・記憶力の低下、疲れやすい、めまい、動悸

良質なコラーゲン(皮膚の主成分)←鰻の皮の部分に多く含まれる 

5,530mg                  不足:肌のたるみ、頬や口角が下がる

 

      つまり!!!!!

不足すると表れる身体の不調をカバーできる栄養素が豊富に含まれています!

特に、高齢の方にお勧めしたい!IMG_9631.jpeg

年齢を重ねると共に食が細くなる←鰻なら少量でもバランスよく栄養を摂取できる

歯が弱くなる←鰻蒲焼の柔らかい肉質で食べやすい

ビタミンB2不足による口内炎や舌炎で食欲が落ちる←鰻の豊富なビタミンB2で補える

屋外に出る機会や時間が減りビタミンD不足になり骨の軟化、骨粗しょう症の可能性←鰻の豊富なビタミンDで補える

 

だからこそ!

加齢で失われやすい栄養素が豊富な鰻は、高齢の方にお勧めしたい優れた食べ物です。

そして、女性にもお勧め!    IMG_9632.jpeg

ビタミンA・ビタミンB群がお肌・爪・頭髪などを健康に保ち、別名「若返りのビタミン」「若さのビタミン」と呼ばれるビタミンEの抗酸化作用によって細胞の酸化を防ぎ、鉄分が貧血を予防します。

筋トレにもお勧め!!           IMG_9633.jpeg

タンパク質も豊富で、100gあたり23g。

これはタンパク質が多いと言われている鶏モモ肉(100gあたり21.3g)よりも多い量です。

タンパク質のほかにカロリーやビタミンのバランスがよく、筋肉を大きくしたい筋トレの食事にピッタリ。

ただし、カロリーは少なくないため、ダイエット系のトレーニングには不向きです。

気になる方は、ご飯の量でカロリー調整が必要。

カロリーは、100gあたり256㎉。

しかし!!

カロリーは決して低くは無いですが、新陳代謝を正常に保つビタミン、ミネラルが豊富に含まれるため

新陳代謝が活発になり、カロリーを消費しやすく太りにくい身体になるためリバウンドの可能性を低くします✊

鰻の脂あああああああああああああ!    IMG_9634.jpeg

鰻は脂肪がタップリ!やっぱり体に悪いんじゃないか!?

100gあたり24gが脂肪。。。

4分の1が脂肪。。。

でも!!その脂肪は、魚類に多く含まれる不飽和脂肪酸

不飽和脂肪酸は、増えると心筋梗塞や脳梗塞の原因となる悪玉コレステロールを制御してくれる働きをしてくれます

 

(牛・豚・鶏の脂もめちゃくちゃ美味しいですが、あの脂は飽和脂肪酸。。。悪玉コレステロールを上昇させる。あんなに美味しいのに)

 

不飽和脂肪酸は、①一価不飽和脂肪酸≪代表:オレイン酸、特にオリーブオイルに含まれる≫と、②多価不飽和脂肪酸に分けられる

 

鰻100gあたり256㎉で、魚肉・食肉の中で1番高く、脂質は19.3gで最大!

その19.3gのうち脂肪酸は15.45gあり、15.45gの55%が一価不飽和脂肪酸

そのうち70%がオレイン酸!!!   ≒ほぼオリーブオイル飲んでるのと近い(!?)IMG_9635.jpeg

 

その②多価不飽和脂肪酸は、❶n-6(オメガ6)系脂肪酸≪リノール酸など、大豆油やコーン油の植物油に含まれる≫と、

n-3(オメガ3)系脂肪酸に分けられますIMG_9636.jpeg

この➋n-3(オメガ3)系脂肪酸には、α-リノレン酸(植物油に含まれる)、EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)があります

鰻には、EPAが100gあたり0.74g含まれ、血液中の中性脂肪・コレステロールを抑え動脈硬化を防ぐ働きがあります

DHAは100gあたり1.30g含まれ、血流をよくし記憶力向上、視力回復、認知機能の維持に働き「脳の活性化」に関わると言われています

 

鰻の持つ栄養は無敵すぎる!!

 

【プラスαの補足情報】

鰻には、食物繊維とビタミンCはほとんどありません🍋

トマトのリコピンは脂溶性のため、鰻の脂肪分と一緒に摂ることで吸収が良くなる🍅

 

【??古より言われている食べ合わせの話??】

昔から梅干しとは食べ合わせは悪いと言われていましたが、梅干しの酸味が胃酸の分泌を促し、鰻の脂の消化を助けます💪

梅干しのクエン酸と、鰻のビタミンB1は疲労回復に効果的⤴️

食べ合わせの相性が良くない食材は、水分の多いもので消化不良を起こすリスクが高いもの(例 大根、スイカ、イチゴなど) ⤵️

 

以上のことから、とにかく鰻は身体に良いことばかりです!       IMG_6124.jpeg  

もちろん食べ過ぎは何でもよくないですが、定期的に召し上がっていただくことで

栄養補給、疲労回復、お腹も鰻足(満足)、心も鰻足(満足)していただけると思います😊

尚、妊娠中の方は量を控えることをお勧めします。妊娠中のビタミンAの過剰摂取は赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があるため

多くても数日に一度4~50g程度の摂取量が良いということです。

 

うなぎの篝火では、栄養たっぷりの美味しい鰻蒲焼きをご用意して皆様の御来店を心よりお待ちしております♪

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