1983年7～12月 上演の軌跡
1983（昭和58年）7~12月 1～6月はコチラ
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7/29～31 ♦夢知無恥 『今しがたのパラダイス』
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概説 （以下敬称略）
7月29日～31日、夢知無恥『今しがたのパラダイス』（作・演出：下等ひろき）
8月4日～8日、彗星’86『十一人の少年』（作・演出：北村想）。北村率いるTPO師☆団（’79）は1982年、彗星’86に改名。北村は今作で第28回岸田戯曲賞を受賞。余談だが、当時、天井桟敷の芝居に衝撃を受けていた一青年がザ・スズナリのロビーで運命的な出会いをしている。
「九條さん（引用者註：寺山修司の元妻）の名刺を初めていただいたのは、8月に下北沢のザ・スズナリで上演された『十一人の少年』（作・演出/北村想）の会場だ。＜中略＞長く雑談したのは、その日が初めてだったが、九條さんは最後にぼくに『あなた、そんなに演劇が好きなら、ちょっと手伝いに来ませんか』と名刺を一枚くれたのだ。なぜだかわからないが、ぼくは『ついに来た！』という気分だった。この瞬間を、人生で最初で最後の、最大のチャンスだと確信したのだ」（笹目浩之著：『寺山修司とポスター貼りと。』より）。
5月4日に急逝した寺山修司追悼公演のポスター貼りを九條からたのまれたことがきっかけとなり、笹目は（株）ポスターハリス・カンパニーをこの4年後たちあげることになる。
8月11日～14日、PYOの会『降りちゃだめ』（作：堀場栄 演出：松坂哲生）
8月18日～21日、演劇集団ホンダスタジオ 新人奮闘公演『夜うつ太鼓』（作：ベルトルト・ブレヒト 演出：栗山民也）。のちに新国立劇場芸術監督（2000～2007年）となる栗山をはじめ石井強司、服部基、深川定次と若き日の大御所が名を連ねている。
8月26日～28日、ヤング・ジャンプ・プロデュース創立5周年記念Part-Ⅱ『夏をやさしく染める人』（企画：阪大勝也）
9月3日～11日、桃の会『今は昔、栄養映画館』（作・演出：竹内銃一郎）。桃の会（1983～1989）は、竹内と俳優・小田豊、豊川潤のユニット名だが、このとき制作を担った桜田健は、2015年に亡くなった村井健（演劇評論家）のことである。当時、而立書房の編集者だった桜田は、竹内を小田と豊川に引き合わせた。
9月15日～18日、夢探偵『相棒』（作・演出：大杉祐）
9月21日～25日、夢知無恥『マーマレードごきげん』（作・演出：ダイナマイトブラザーズ）
10月1日～16日、第二次演劇団 ザ・スズナリ連続興行『天狼騎士団』『改訂版 帝国月光写真館』（作：高取英 演出：流山児祥）。2月に上演したばかりの『帝国月光写真館』を改訂し、『天狼騎士団』との2本立て。音楽に巻上公一（ヒカシュー）をむかえた。
10月19日～24日、テアトロ＜海＞『踊子』（作：北村想 演出：津田宏）
10月28日～11月7日、秘法４番館『かきに赤い花咲く いつかのあの家。』（作・演出：竹内銃一郎）。 「（前略）僕らは、逆に、日常生活の裂け目にくさびを打ち込んでしまいたいっていうか、観終わった後、スッキリしてもらうんじゃなくって、お客さんには、途方もない違和感を抱えてもらいたいんです。」（『劇的ルネッサンス 現代演劇は語る 竹内銃一郎 怒りをバネとして』より）
11月12日～20日、青い鳥『夏の思い出』（作・演出：市堂令）。イラストは当時の漫画界のニューウェーブの旗手、高野文子。好評を博したこの舞台は『いつかみた夏の思い出』（'86）『さらば夏の思い出』（'90）と改訂をかさね、青い鳥の代表作となってゆく。
11月22日～27日、夢知無恥『うっちゃり大作戦 - ハト胸に鼻の下をのばせ！ -』（作・演出：石崎孝広）
11月30日～12月4日、アクアリウム I-83『料理昇降機』（作：ハロルド・ピンター 演出：二口 剛）。ピンターの代表作で原題は“The Dumb Waiter”（ダムウェイター）。
12月8日～11日、演劇集団ACT『心 猿のごとく騒ぎ』（作：小松幹生 演出：吉田 悟）
12月15日～19日、東京プレイマップスシアター『―αトラ気分・・・ ～夜の巨人・踊るトラの巻～』（作・演出：斉樹潤哉）
12月22日～27日、東京ヴォードヴィルショー若手場外乱闘興行PART3 『よろめき博士とおとぼけ神父 ～わっはっは こりゃおかしい～』（作：村松利史 演出：喰始）。若手団員だった佐藤正弘、柴田理恵、鈴木正人、久本雅美、村松利史、渡辺信子は喰始とともに、この年の6月WAHAHA本舗を結成し旗揚げ公演を行う。同じく若手団員だった岡本圭之輔はのちに山崎一、林和義とパラノイア百貨店をたちあげる。また、井上智昭、富田誠は劇団Turboをたちあげ、現在（2018年）でも駅前劇場で定期的に公演をうっている。
12月31日～1月1日、下北沢ニュー・イヤー・フェスティヴァル ～街に散楽百戯の市が立つ～
1～6月はコチラ
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8/4～8 ♦彗星86 『十一人の少年』
8/11～14 ♦PYOの会 『降りちゃだめ』
8/18～21 ♦演劇集団ホンダスタジオ 新人奮闘公演 『夜うつ太鼓』
8/26～28 ♦ヤング・ジャンプ・プロデュース 創立5周年記念Part-Ⅱ 『夏をやさしく染める人』
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9/3～11 ♦桃の会 『今は昔、栄養映画館』
9/15～18 ♦夢探偵 『相棒』
9/21～25 ♦夢知無恥 『マーマレード ごきげん』
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10 |
10/1～16 ♦第二次 演劇団 『天狼騎士団』 『改訂版 帝国月光写真館』
10/19～24 ♦テアトロ＜海＞ 『踊子』
10/28～11/7 ♦秘法４番館 『かいに赤い花咲く いつかのあの家』
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11/12～11/20 ♦青い鳥 『夏の思い出』
11/22～27 ♦夢知無恥 『うっちゃり大作戦』 ーハト胸に鼻の下をのばせ！ー
11/30～12/4 ♦アクアリウム I-83 『料理昇降機』
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12/8～11 ♦演劇集団ACT 『心 猿のごとく騒ぎ』
12/15～19 ♦東京プレイマップスシアター 『―αトラ気分・・・』 ―夜の巨人・踊るトラの巻―
12/22～27 ♦東京ヴォードヴィルショー 若手場外乱闘興行PART3 『よろめき博士とおとぼけ神父』 ーわっはっは こりゃおかしいー
12/31～1/1 ♦下北沢ニュー・イヤー・ フェスティヴァル ―街に散楽百戯の市が立つー
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