クラスの皆には内緒だよ!リアルな塾事情

塾に通っていると、小さな不満ってたくさんあると思います。
それが積み重なって、何かのきっかけで退塾、転塾を決意する方も多いはず。
ここでは、塾長大森が今まで実際に聞いた、クレームにはならないほどの小さな不満・転塾のきっかけを紹介し、
解説付きでジャッジしていきたいと思います。
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塾長大森のプロフィール
高校受験
東京工業大学附属科学技術高等学校
市川高等学校
など

大学受験
早稲田大学
東京理科大学
MARCH
など

塾講師暦
10年 (塾長暦:2年)

得意科目
数学、物理、化学

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講師都合の授業振り替えが多い。
!
講師が自分のプライベートを優先してしまうために起こることが多い。
先生の言うことをちゃんと聞く素直な子や比較的時間がある子だと、
講師側が振り替えのお願いをしやすくなるので、起こりやすいと言えます。

保護者の意見

親御さんの意見

先生が子どもを優先してくれていないと思ってしまうので、塾を信頼できません。
振り替えの日程を先生と子どもの間で決めてしまうので、振り替え日程がいつなのかわかりません。
家庭の予定を組みにくいので困ります。
アルバイトの先生なので…仕方がないのかな…

塾の授業は、基本的には週に一度しかないので、勉強のペースが大事。
生徒の都合で休んでしまった場合は、遅れを取り戻すのは本人に頑張ってもらうしかないけど、
そのペースを塾側が乱してしまっているということは、
継続的な学習をおざなりにしてしまっている証拠です。
講師がそういう気持ちで授業に臨むのなら、成績は上がりません。
たとえアルバイト講師であっても、講師の教育をやり切れていない塾にも問題があります。
もちろん、時期的に忙しかったり、もともと不定期出勤でもこの先生がいい!という場合は別です。

大森の意見
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塾がうるさくて、授業・自習に集中できない
!
生徒が友達同士でおしゃべりしてしまう。
講師の解説の声量が大きい。
講師室での会話など、授業以外の会話がうるさい。
など、色々な原因が考えられます。

保護者の意見

親御さんの意見

塾で勉強して来たら?といっても、子どもが自習に行きたがらないです。
周りの声がうるさくて授業に集中できないと言っているので、結果が出るか心配です。
子どものやる気に影響してしまうのではないかと心配になります。

原因にも寄りますが、解説の声量が大きくなっているのであれば、
それだけ熱意のある講師が多い証拠でもあります。
しかし、それを管理仕切れていない、もしくはうるさいことをよしとしている塾に問題があると言えます。

講師の授業外の声量であればアウト。
授業外の時間に生徒の話をすることもありますが、その話が聞こえると言うことは個人情報がもれてしまうということになります。
○○くんのテストの結果が~という話を生徒が聞いてしまった場合、
例え他の子の話でも、「もしかしたら次は自分の話が漏れてしまうのでは?」と不安になり、講師や塾を信用できなくなってしまいます。

生徒のおしゃべりの場合はお任せ。
本人が許容できないレベルであれば塾を変えるべきかと思います。

大森の意見
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塾に通っても勉強習慣が身につかず、テストの点数もあがらない
!
原因がわかっていないことが原因。
大きく分けると「塾に原因がある場合」と「生徒・保護者に原因がある場合」があります。
   
① 塾の原因は担当講師が悪いか、室長の管理が行き届いていないこと。
②保護者の原因としては A.なぜ成績があがらないかを考えていない B.もしくは考えても答えがわからない。
   
②-Aの場合は、子どもも考えていない場合があります。
子どもは親を見て育つ、つまり生徒も同じ考え方をするので、
頑張っているつもりでもベクトルが違っていたり、そもそも頑張りが足りなかったり。
勉強に対する考えが足りないこともあります。

②-Bの場合、親子コミュニケーションが十分ではないことが考えられます。
まずは子どもの状況を把握しましょう。
勉強以外の悩み、例えば友人関係や恋愛などが勉強の妨げになっている場合もあります。

保護者の意見

親御さんの意見

今の塾に通わせても成績が上がらないので、お金の無駄だと思ってしまう。
子どもの精神的な成長具合や部活などの時間の制約を考えると、塾に通うのは今じゃなくてもいいのかな。

保護者の意見に書いた2点に言及すると

前者は原因をはっきりさせる必要があります。
原因がわからないまま塾を変えても、同じ原因で同じ結果になってしまうことがあります。
①②を考えて、塾と相談しましょう。

後者の場合は、無理がない範囲で続けて欲しいです。
勉強は継続が重要で、知識の蓄積が点数に反映されるものです。
勉強時間が減った分、知識が減ってしまい、テスト勉強や受験勉強にダイレクトに影響します。
しかし、保護者から見て子どもの状況的に「結構」無理そうなら、すっぱりやめてしまう判断も必要です。

大森の意見
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雑談など、授業内に無駄な時間が多い
!
講師が時間管理をできていないことが原因と言えます。
個別指導塾では、80分の授業の中でアイスブレイクを入れるのが主流になっています。
生徒は、アイスブレイクに慣れると「たくさん雑談する=授業時間が減る」と考えるようになる場合があります。
そこを講師が管理できず、共通の話題で盛り上がったりすると、雑談の時間が増えて十分な授業を行えなくなってしまいます。
生徒との信頼関係が築けると、それを崩したくない講師は生徒に甘くなってしまうこともあり、特に若い講師に多く見られます。

保護者の意見

親御さんの意見

子どもが先生に甘えてしまっているので、結果が出ないのではないか。
講師が甘いと、テスト前なども厳しくしてくれないのではないか。
子どもが塾に遊びに行っているみたいで、勉強のための塾ではなくなってしまっている。

若い講師に多いですが、逆に考えると講師と生徒の年齢が近いので、生徒からしても接しやすい講師ということになります。
そういう状況を周りから崩してしまうと、子どもはやる気がなくなってしまうこともあります。
塾への電話や面談で講師や室長にはっきり伝えるべき。
講師にとっては
「お母さんがこういっているからおしゃべりの時間は減らそうね」
と子どもに言える後ろ盾ができて、授業も改善されることもあります。

それでも改善されない場合は、子どもと相談してから講師を変えるよう相談しましょう。
子どもと相談することが重要で、モチベーションを下げないように注意したいところです。

大森の意見
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電話や面談で言ったことが、次に話す時には別のことを言っている
こういう対策をしますと言ったのに実施していない
!
営業目的でその場限りのことを言ってしまったり、
ニーズに応えようとして、何でもできる、やると言ってしまったり。

保護者の意見

親御さんの意見

言っていることが毎回変わるので、不信感がある。
話が通じない。
室長ではなく講師と直接話したい。

保護者に不信感がある時点で、子どもは気持ちよく通うことが難しくなります。
背伸びの対応をしようとすると、いつかかならずほころびが出るので、早めに見切りを付けたほうがいいでしょう。

ただ、塾の成果はすぐに出るものではないので、
対策を実施しているのに結果がついてきていない場合もあります。
そういう時は様子見の期間も必要です。

保護者と室長の間に距離があるなら相談も難しいので、やはり早めに見切りを付けるべき。
子どもと要相談。

大森の意見