付録:【回想】西暦2006年(平成18年)の開成OB井川治久・塾長の日記。

【回想】:

 

◆井川治久(塾長)の西暦2006年(平成18年)の日記(アーカイブ):

 

(註)・・・・・・2005年11月末に、偶々、秋葉原のヨドバシカメラで、初めて「ホームページ」というものを教わり、そこで、YAHOO!BB会員となり、パソコンを購入。それ以来、YAHOO!ジオシティーズを使い続けてきました。しかしながら、残念なことに、2019年3月末日で、YAHOO!ジオシティーズが「終了する」と聞き、「2006年に書いた日記」を、こちらのGoope(グーペ)に、転載することにしました。

 

◆◆◆「2006年の井川」ですから、「2019年の井川」と、「全く同一同意見というわけではありません」が、人間というものは、根本的な部分は、そう簡単に変わるものではありません。

 

 

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【まえがき】:◆Take care of yourself !の真の意味合い。


★Take care of yourself !の「真の意味合い」が、47年の人生にして漸く解ってきた気がする。★自分の体は、自分で守る。誰も守ってはくれない。守りようもない。人の健康は、なかなか理解できないものである。2009年は、★「守り」に入ったので、●体調が良い。30代までは「攻め」一筋だったので、40代からは「守る」しかなくなったのだろう。

2009年12月15日(早朝5時)井川治久、記す。

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【日記のテーマ】:◆「人生の気象」

 

人生は、運命的に出くわした断片の「精読」に始まり、「精読」に飽きると、人生の「多読」をしてみたいという欲求に駆られるのではないか。。。。

@あせい(作家:井川治久)。2006年6月18日。気候不順の中、「人生の気象」について。

 

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Presented by 井川治久。


【日記のテーマ】:◆シークヮーサー、 シイクワシャー、 シーカーシャー、 シークァーサー。

 

JR池袋駅の構内で、「シークワーサー」は健康にいいですよ、、、と勧められたのが、出逢い。そのとき「シークワーサー」というものを初めて認知した。それ以来、何気なく、「シークワーサー」と思い込み、愛飲してきた。ところが、最近、「スパークリング=ウォーター」に、この果汁の入ったものが出たとCMで知り、ベンダー(vendor)で買ってみたところ、「シイクワシャー」と、ペットボトルにある。言葉の研究を20年余りもやっていると、気になったことを辞書で引かずにはおれない。そこで、『広辞苑』で引こうとしたが、見出しには見当たらない。諦めて、ぱらぱらと捲って(めくって)いると、視力は良くないのに、なんと「シーカーシャー」という見出し語が、目に留まった。『広辞苑』には、「沖縄で、シーは酸の意」「扁平で、ヒラミレモンの異称がある」「シークヮーサー」などと書かれている。あれっ、「ヮ」が小文字だっ!改めて、冷蔵庫から、愛飲の原液の瓶を取り出して、目をぱっちりと開けて、見てみると、「シークヮーサー」と、確かに小文字になっている!東京の小売店では、「シークワーサー」というふうに、大文字で発音されいるようだが、、、。さらに、調べていて、驚いたのは、『新和英大辞典』(研究社)には、「シークァーサー」という見出しがあると判ったことだ。「 a shekwasha;   a flat lemon;   Citrus depressa 」と訳されている。辞書の発音の記述は、聴き取る者の「耳」によるものである。少なくとも4種類もあるということは、この果実が「適当に」発音され、「適当に」記述されてきたことを、物語っているのか、、、。シークヮーサーには、柑橘類に含まれる「ノビレチン」が豊富で、血管の維持に効果的とのこと。長寿の村:大宜味村(おおぎみそん)産直の天然果汁を愛飲しています。特に長生きしたいというわけではないのですが、血流は良いに越したことはないですからね。

@井川治久(英語学研究者)2006年6月11日、記す。

 

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【日記のテーマ】:◆シンボル「いけふくろう」 が、池袋駅の慣習を変えた。(言語学)

 

西武池袋線の椎名町駅と東長崎駅を結ぶ線路の北側に平行に走る一方通行の道がある。その途上、半ばに、母校の豊島区立長崎小学校がある。昔からその小学校の真向かいには一軒の産婦人科があり、そこで私はこの世に生まれ出たとのことだ。幼稚園の始業日に、板張りの、下駄箱のところで、立ち竦む(たちすくむ)自分の姿が、私の脳内に刻まれている最も初期の記憶だから、それ以前の事は想像にも及ばない。小さい頃、東長崎駅から池袋駅までの運賃は、大人20円、子供10円であった。自動券売機が普及しつつある時期で、子供用の切符には、「小」と、赤インクで印字された。駅員さんが一人ひとりの切符に鋏(はさみ)を入れてくれた「血の通った改札」の時代である。「いけぶくろ、いけぶくろ、です。」車掌さんや、駅員さんの発するこの響きは、当たり前のように耳に入った。「いけぶくろ~、いけぶくろ~、いけぶくろ、です。」のように反復したり、語末を伸ばしたりする鉄道員もいた。

ところが、過日、JR山手線のホームに降り立つと、録音された音声なのだろうか、「いけぶくろ」というアナウンスが、平板、単調に、「い・け・ぶ・く・ろ」といった感じで、しかも、やや「ぶくろ」の部分に重きを置きながら、流れてきた。「ぶくろ」で終わるものだから、「ぶくろ」の部分が、どうしても、印象に残る。「ぶくろ」が強調されるのは、ある意味においては、間違いとはいえない。少なくとも、われわれ地元の少年たちの間では、「昭和」の時期に、「袋(ぶくろ)に、遊びに行かない?」という決まり文句があった。「池袋」を、略して「袋(ぶくろ)」と呼んだ。「池(いけ)」と呼ぶ同級生はいなかったと思う。

1987年のJR発足時に、池袋駅のシンボルとして「いけふくろう」という石像が建てられた。いまや、待ち合わせのスポットとして、多くの人が群がる。「袋(ぶくろ)」に力を入れて読む若きアナウンサーの女性は、この「フクロウ」を意識しているのかもしれない。「シンボル」が、「アクセント」に、影響を及ぼしたのである。

@あせい(井川治久。早稲田大学OB講師/英語学研究者/人間心理研究者))2006年6月1日、記す。

 

▼▼ "Bukuro" is an abbreviation of "Ikebukuro".

(「ぶくろ」は「いけぶくろ」の略語です。)


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【日記のテーマ】:◆ちょっくらちょいと「遊び」・・・・・・勉強の原点。

 


遊ぶために、仕事をする。

仕事をするために、勉強をする。

つまり、遊ぶために、勉強をする。

 

遊ぶために、勉強し、仕事をしてきたのであって、

「仕事塗れ(まみれ)」になるために、高校卒業後に浪人生活を始めたわけでは、決してない。

この「原点」を、忘れがちになる。

何のために、自分が、勉強を、始めたのか?という「原点」を。

 

「遊び」の足りない社会が、ますますエスカレートしているように見える。少なくとも、東京では、そう見受けられる。夕刻すぎに、ちょっくらちょいと地下鉄に乗るだけでも判る。

(2006年5月19日、記す。)@井川治久(早稲田大学OB作家:心理研究者)

 

▼▼ Is there enough play on YOUR ROPE?(「あなたのロープ」に遊びは十分にありますか?)

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Presented by 井川治久。

 

【日記のテーマ】:◆decaf(ディーカァフ)。。。。。。「快眠の華」という名の珈琲。


ブラジル産の豆を原材料とするインスタント珈琲に凝っている。「インスタント」の方が、健康効果がより大きいらしい。通(つう)の人の場合、珈琲を口に含んで、舌が不味い(まずい)と感ずるときは、多少なりとも体調に異変がある徴(しるし)となる。また、一定の時間内に何杯も飲むと、カフェイン(caffeine)が口内まで浮き上がってくる感じがして、やはり口がまずくなる。カフェインは、受け付ける人と、受け付けない人がいるが、わたくしの場合は、素直に効く。ワーカホリック(workaholic)の全盛を誇っていた頃には、「寝ずの番」をするために、ストロング=コーヒー(strong coffee)を一遍に二杯飲み、神経を冴え(さえ)させたものであった。はじめて本格派の珈琲を飲みに専門店に連れて行かれた15歳のときに、珈琲の味を覚えた。それから、アローマ(aroma)にとりつかれ、手動式の珈琲ミル(coffee mill)、さらには電動式を設備し、出かけ先の改札を出る度に珈琲店を探しては、いろいろな原産地の様々な焼きの(roasted)豆を、単色からブレンドまで20年以上に渡って順に試した。若い頃は、忠実に同じ店に通った。早稲田界隈(かいわい)にも6年通い詰めた珈琲屋が何軒かあった。常連のメンバーズカードなどはなかったが、店主(マスター)が常連には、それなりの愛嬌(あいきょう)を振り撒いてくれたから、安心感を得て書物を読む環境ができた。その後、機械的な事務的な時代に移行し、店主も年を取り、跡継ぎもむずかしく、通い続けていた店のほとんどが消え去った。消え去ったものに「忠実に」通うことはできない。「人生の流れ」とは、こういった具合のものだということを知った。あらゆる意味で「転機」を迎えたのである。忠実に、大量に、回数を重ねて、「基礎」が固まったのだ。こんどは、応用の段階だ。従来に試していない分野に、足を踏み入れていけという「人生のサイン」が出たのだ。「同じものを継続する力」は、人生にとって必要不可欠だが、「同じことの繰り返しばかりでは、うまくない」という「サイン」が心身から発せられる時季が必ず訪れる。必ずしも「機に臨み変に応ず」というわけではないが、珈琲暦28年になったいま現在は、「朝食後に一杯」を原則としている。そして、「輸入もののインスタント・コーヒーを自分でブレンドする!!」のが目下の「Myブーム」である。珈琲中毒でもあるが、同時に「快眠中毒」でもある。それゆえに、カフェインの過剰摂取は、うまくない。最近は「香りを楽しむための珈琲」が「発明」された。decaf(ディーカァフ)である。99,7%のカフェインが取り除かれた(99,7% Caffeine Free)すぐれものだ。寝際には、この香りに甘んずるがいい。わたくしにとっては「快眠の華(はな)」である。

@井川治久(早稲田大学OB作家・心理研究者))2006年5月11日、記す。

 

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【日記のテーマ】:◆付かず離れず。


英語の諺(ことわざ)

▼ Absence makes the heart grow fonder. 「離れていると思いが募る(つのる)。」

「堰かれて(せかれて)募る恋の情」とは、よく言ったものです。もちろん、相思相愛の場合に限りますけどね。

井川治久(英語研究者)。2006年5月3日、記す。

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Presented by 井川治久。


【日記のテーマ】:2006年・早稲田大学文学部の夕べ・・・・・・ reminiscence(追憶)。

 

2006年4月13日の夕方のこと、久方振りに、母校早稲田大学の文学部キャンパスを訪問しました。「愛校心」とは不可思議なものですね。正門を目にするやいなや、「文キャン」という音声が頭を過ぎり(よぎり)、思わず口から出そうになりました。門をくぐると、左手には、20年前と全く変わらぬ(?)守衛室が位置し、緩やか(ゆるやか)とはいえない程の「スロープ」を上がっていくと、「いつものように」劇団かなにかの講演日程の手書きの巨大看板が右端に立っていました。もう薄暗いのに、スロープの右手奥に視線をやると、チアダンスの練習をする人影の動きが、、、、スロープを登り切る頃になると、右下に、蛍光灯ではあるものの、池袋の百貨店の化粧品売り場のきらびやかなホワイトとは全く異質の色合いをもつ「温泉旅館のような」蛍光灯が、薄っすらと光っているように映りました。「学食」だ! 「学食」、まだ、あったんだ! 心の中で、口遊んで(くちずさんで)いました。

「文キャン」(=文学部キャンパス)、「スロープ」(=文学部の正門から校舎へと至る坂)、「学食」(=学生食堂)といった響きがフラッシュバックし、目の前の風景が、学生当時の「心の眼の映像」と重なり、想い出が脳裏に去来したのです。そこには、睡眠時間を削って「早稲田大学合格」に辿り着いた20歳の自分と、睡眠時間を重ねて「復活」に漕ぎ着けた43歳の自分が、一体となって佇んで(たたずんで)いたのです。

井川治久 (早稲田大学第一文学部OB)。2006年4月18日、記す。

 

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【日記のテーマ】:◆「対話」の重要性。


●英語の諺(ことわざ):

The second blow makes the fray. (第二の殴打(おうだ)で喧嘩騒ぎ(けんかさわぎ)になる。)

 

甲が乙に、一撃を加えたとする。ここで、乙が甲に、勘弁してやれるだけの度量があれば、甲も乙に、謝罪して、その場で片が付く場合も往々にしてある。しかし、乙が甲に、第二の殴打(おうだ)として、一発、御礼を見舞うということになると、けんか騒ぎになる・・・といった意味のことわざ。★「喧嘩両成敗(けんか りょうせいばい)」とは、よく言ったものですね。

 

諍い(いさかい)が生じる場合、大概は、両者に二分の一ずつの原因があります。★一方が、まず下手に出て、「互いに言葉を交わす」ことによって和解し、気分良く水に流す機会の無い限り、なかなか蟠り(わだかまり)は解けないものです。

by 井川治久(英語研究者)。2006年4月8日、記す。

 

・・・・・・大学卒業後20年余りもの年月を経ると、「人生観」にも、おおきな隔たりが生じて来る場合がありますよね。 また、「兄弟姉妹」でも、10年も社交辞令だけでは、「他人」のようになってしまいます。大切なのは、★「対話」です。

 

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Presented by 井川治久。

 

【日記のテーマ】:◆nex'    (視覚言語)。


「視覚言語」と呼ばれるものがあります。 視覚を頼りにして、意味内容を伝達できる言語のことです。 卑近(ひきん)なところでは、携帯電話の「絵文字」がそうですね。「標識」「信号」「手話」「身振り」「手振り」「顔つき」なども、視覚言語と考えられます。 nex'  (ネクス)という語も、視覚言語のひとつです。 next という単語のtが落ちて、nex' という形で、視覚的に表現されるようになったものと思われます。@井川治久(英語学研究者)2006年4月3日、記す。

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【日記のテーマ】:◆sing bass ・・・・・・「低音で歌う」ように英語を読む。

 


あなたの声は、英語を読んで聞かせるには、高すぎますね。腹の底から、もっと低い声を出して、読んでごらんなさい!

ただ速く読むだけでは、聴く側の生徒が、迷惑しますよ。息継ぎの場所を、しっかりと考えながら、相手に伝えていってください!。

このテープのアメリカ人の女性、きれいな声ですね!

 

「英語音声学」の講義で、はじめて耳にした英語というものに対する考え方の数々のアングル。高いだの、きれいだの、迷惑するだの・・・といった観点が、当時、早稲田大学の3年生だった私には、新鮮であり、衝撃の連続であり、吸収力も高まっていきました。21年前の田辺洋二教授の講義です。先生は、NHK『続基礎英語』の講師としても熱弁を振るわれました。先日、早稲田大学英語英文学会の第35号の学会誌が届き、”追悼 故・田辺洋二先生”という特集が組まれておりました。どれだけ無数の教え子たちが、先生の講義に感銘を受け、先生の物まねで英語の音声を教えたことでしょう。

 

先生の研究室をたずねた時、進路について聞かれ、私が「大手予備校講師を目指します」と答えると、ほんの少しだけ煙たい(けむたい)お顔をされ、・・・・・・「そういうところに勤めると、お金がいいから、英語の研究をサボるようになるでしょう!?」と警鐘(けいしょう)を鳴らし、教壇に立つ者の責任感を力説された田辺洋二先生の姿が、今でも目に浮かびます。

@井川治久(早稲田大学・教育学部・専攻科OB.)2006年3月25日、記す。

 

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【日記のテーマ】:◆just like crying for the moon (無い物ねだり)。


亡くなってから、賞を授かると、急に惜しまれる人がいるが、同様に、絶版になって無くなると、まるで大賞でも得たかのように、需要の出ることがあるから、人間心理の動向は、計り知れない。我が著作物『英単語頻出問題』(学研 刊)が、なんと、ヤフーなどの数々のオークション(競り売り(せりうり))にかけられている。嬉しいというか、悔しいというか、複雑な心境である。数年前なら、583円でいくらでも入手できたのに、今では、時に3000円以上もの値が付いていると聞く。まさに、無い物ねだりだ。

 

薄い書物の辿る(たどる)運命は、大きく2つに分かれる。一つは、すぐに消化できそうだからと、じゃんじゃん売れ、店頭のワゴンに山積みにされるまでのヒットとなる場合。そして、もう一つは、「薄物(うすもの)」という名の示すとおり、薄いがために書店の棚で目につかなくなり、やがて棚の片隅(かたすみ)に、ついにはお先真っ暗の倉庫に追いやられる場合である。

 

見た目は薄くても、”隅に置けないヤツだ”との評価が出れば、薄い存在も”厚く”なる。

@井川治久(学習書・著者)2006年3月19日、記す。

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Presented by 井川治久。


【日記のテーマ】:◆fizzy, carbonated beverages ・・・・・・炭酸フリーク。

 


小学生の頃、近所に「かつまた」というお菓子屋さんがあった。確か、お煎餅(せんべい)が何種類か、硝子戸棚(ガラスとだな)に並んで、ばら売りされていて、一枚5円だった。その当時は、思い出せるだけでも一つの街に駄菓子屋さん(だがしやさん)が5軒ぐらいはあったし、お菓子屋さんも方々にあったから、5円玉一枚とか、1円玉が5枚集まれば、こっちのもの。何かしらのガムや、ゼリーや、お菓子が選べて、「3時のおやつ(現実には、夕方だったりもした)」として、お腹の足しになったものだ。

 

懐(ふところ)に、といっても、両親が汗水流して稼いだお小遣い(おこづかい)のことだが、懐に余裕があったときには、炭酸飲料を2本買うことが、いつの間にか ルーティーン(routine)になっていた。深緑とまではいかないが、濃いグリーンの瓶(びん)に詰め込まれ、しっかりと封をされたというイメージのスプライト500mlと、びんコーラ500mlの2本。これを、一息にとは言わないが、一気に飲み干した。炭酸の喉越し(のどごし)と、胃中のガスが逆戻りする「げっぷ」によって、ストレスが発散されるのが最早(もはや)快感であったのだ。

 

その時代にはストレスという用語は流行っていなかったが、炭酸の快感が衰えることは、未だない。★炭酸好きの人間に訴えるイメージは、先にも述べたが、しっかりと炭酸が詰め込まれ、しっかりと封をされ、「炭酸効果」が予見できる商品である。わたくしは、コンビニに炭酸の新製品を見つけると、どれも、一度は購入し、喉越しを試す。一種の炭酸フリーク(freak)だから、本音を申せば、すべてを毎日ごくごくっと喉を鳴らして飲みたいものだ。マニアが開発したのか(?)『炭酸ボンベ』という唐辛子エキス入りのガラナ飲料が出た。風味が、たまらなく、いい。この「カロリーゼロ」バージョンは、調合できないものだろうか。今後に、期待したい。

@作家:井川治久。2006年3月11日、記す。

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【日記のテーマ】:◆tacit consent(暗黙の了解)。

 


「そんなこと、言わなくたって、わかってるでしょ!」といった決まり文句があります。「暗黙(あんもく)の了解」ってやつですね。もし、言わなくてもワカルことなら、端から(はなから)問答しようとしたりはしないでしょう。人が、何か尋ねてくるときには、この世の物事がはっきりと見えないからであり、言ってもらわなければワカラナイからこそ、聞いてくるのです。

 

人生には生涯かけても読み取れないものが無数にあり、自分の周囲の人間の言動に含まれる知恵ぐらいしか拝借できず、卑近(ひきん)な一例でも知りうるところが、関の山でしょう。それだけ一個人のもつ時間は限られており、相当に狭い範囲で生活を営み続けていくわけです。知らぬが仏という諺もあるぐらいですから、うまくバランスが取れているのかもしれません。

 

「暗黙の了解」が成立するには、「成文法(せいぶんほう)」なり「不文法(ふぶんほう)」なりがなくてはなりません。自分と、もうひとりの自分との間の、暗黙の了解ならともかくも、誰であれ複数の人間間の場合には、それ以前に十分な時間をもって話し合い、意思の疎通(そつう)のパイプを確立しておかねばなりません。

 

口から発する言葉だけで理解しない場合には、文字で伝えることが肝要ですが、文書をもってしても通じない人もいて、文字通り、どう、しようも、ありません。夫婦や母子(ははこ)なら、最後の手段として、スキンシップも有効でしょうか。。。。

★ジェスチャーだけでコミュニケーションの成立するタイミングのもてるパートナーが存在すれば、公的であれ私的であれ、至福(しふく)ですよね。

 

@早稲田大学OB:井川治久。2006年3月4日、記す。

 

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【日記のテーマ】:◆”jump aboard the bandwagon”。。。。。。笑顔と感動に「便乗(びんじょう)する。


体育の時間にドッジボールがある。二組に分かれて試合をする。勝ち負けが決まる。勝ったチームや、活躍したクラスメートは、大はしゃぎ。でも、次の授業の終了時のベルが鳴る頃には、そのことが話題に上ることは、あまりない。もう、別の、たとえばテレビゲームや少女漫画の人気キャラクターのお喋り(おしゃべり)になっていたりする。それだけ情報に溢れた(あふれた)社会の中では、一つの感動を覚える間もなく、流れに身を任せて、過ぎ去っていくことが多い。★勝利の感動を”覚え”なければ、感動のし方もわからないし、感動を思い浮かべることすら不可能だ。 感動を予期して、それに立ち向かうという意味も知らない人が増えれば、社会全体のテンションも下がってくる。スケートの女王となった荒川静香さんの、8年間の努力の集積が産んだ大勝利の感動は、持続力がちがう。この一週間、VTRを幾度となく観たが、一度目にライブで見た時と同じ感動を得る。国民は、興奮”覚め(さめ)やらぬ”様子で、余韻(よいん)に浸っている(ひたっている)ようだ。★一日の努力の365倍の、さらに8倍の努力の積み重ねによって引き出される笑顔と感動を、彼女は教えてくれた。荒川さんの笑顔と感動に、大いに便乗し、人々も笑顔と感動をあらためて”覚えた”のではないだろうか。荒川レイバック=イナバウアー=ウィーク!!!

@井川治久(早稲田大学OB。人間心理研究者)2006年2月28日、記す。

 

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【日記のテーマ】:◆「慈愛は我が家から始まる。」


★Charity begins at home.

という英語の諺がある。「慈愛(じあい)は、我が家から始まる」「慈善(じぜん)は、まず身内から」といった意味だ。

・・・・・・ある朝、ふと気がついたら、★自分の置かれている環境が、運命によって定められている。親子兄弟姉妹は言うまでもなく、親戚、親友、同僚、同窓生、先輩後輩、、、といった具合に、環境の輪が広がっている。「得意なものは、何ですか?」という質問は、40年以上に渡って数え切れないほど受けた。いま思い返してみると、その都度、答えとなっていたのものは、★自分のいた環境を端的に示すキーワードだったのだろう。・・・・・・ 10歳=めんこ、12歳=算数、15歳=インベーダーゲーム、18歳=ピンボール、21歳=宴会、24歳=英語教授、、、などと、答えていた覚えがある。これは、ほんの一部だが、スポーツとは、あまり縁のない環境を進んできてしまった。ところが、「後輩の、すぐりふみえ(村主章枝)が、オリンピックに!」という同期生の言を耳にして、そうなんだ!と知った瞬間に、ホームページで検索し、思わずファンになってしまいました。村主章枝さんも、荒川静香さんも、早稲田大学の後輩に当たるわけなんです。そんなスポーツに無縁のわたしでも、先輩としては、大声援を送りたい気持ちになりますね。「慈愛は、まず、身内から」と言いますから。もちろん、この諺には、★「慈愛は身内から始まる、しかし、そこで終わるべからず」という含みがあることを忘れてはなりません。オリンピックに参加できた全員に、最大の評価と、慈愛を与えるべきです。@井川治久(早稲田大学OB。英語学習書ロングセラー著者。)2006年2月23日、記す。

 

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Presented by 井川治久。



【日記のテーマ】:◆選んでくれる人がいるから、選ばれる人がいる。。。。。。interaction(相互作用)。

 

入試面接でも、恋人でも、就職でも、結婚でも、医者でも、親友でも、、、。選んでくれた人は、とりあえずは、「自分のことを、わかってくれた」人である。そして、選ばれている状態が、長期に渡れば、「真の理解者」ということになる。

選ばれて迷惑という場合もないとは言えないが、概して、選ばれるということは、うれしいことである。

ここで忘れてはいけないのが、★「選んでくれる人がいるからこそ、選ばれる人がいる」という事実である。★選ばれて自分がうれしいと気づいたなら、人のことも選んであげなくてはいけない。さもないと、★「選ばなければ、選ばれず」という悪循環が生じかねない。この悪循環が、経済的不況、いや、精神的不況を招いている様子が見受けられる。選ぼうとしなければ、選べるわけもなく、、、、わかろうとしなければ、わかるものも、わからない、、、。

@井川治久(2006年2月下旬、記す。)

 

P.S.

東京地下鉄株式会社主催の「メトロ川柳展」に川柳を投稿し、東京メトロ・日本橋駅構内に展示されました。東京メトロ川柳展への思い入れの深さが、選ぶ人に伝わったのか、優秀賞に選んでいただきました。有り難うございます。

■■メトロ川柳展(平成18年2月)優秀賞■■ 有り難や メトロの駅にゃ 冷水器 (早稲田大学OB・井川治久の作品)

 

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【日記のテーマ】:◆「生活の基(もとい)」


★The way to a man's heart is through his stomach.  という英語の諺があります。「男性のハートをつかむ道は、胃袋を通じて。」といった意味です。

なぜか、人間は、「飯を食わせてくれる」という言葉に弱いものです。★生活のもとい(基)は、いつの時代にも、衣食住です。住居が定まり、季節の衣服が揃えば(そろえば)、残るは日々の「食」ということになります。世話女房に恵まれた人は、帰巣本能(きそうほんのう)がよく働き、自宅へと足が向くようですね。独身者は、食材を調達し、食卓に出す技能を体得することが不可欠です。自分に「うまい」飯を食べさせてあげなくては、体調に管理が行き届きません。ここで言う「うまい」というのは、当人にとってバランスの良いといった意味です。とにかく、夕飯ぐらいは、落ち着いて、ゆっくりと食したいものですね。

2006年2月18日、記す。井川治久(作家・英語研究者・現代人間心理研究者)

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【日記のテーマ】:◆躊躇(ちゅうちょ)。


★He who hesitates is lost. という英語の諺がある。「ためらう者は、負ける。」「躊躇(ちゅうちょ)する者は、機を逸する(いっする)。」といった意味である。・・・・・・バブルの御時世にファンであった華原朋美さんが、ヒューヒューと叫ぶTVコマーシャルに、何の躊躇い(ためらい)もない様子で再登場された。まさに彼女の有する天然の資質が活かされている。とにかく、躊躇わないところが、いい。・・・・・・また、いまひとつ面白いCMが、耳につく。「★行けばワカル、行かないとワカラナイ」というフレーズを明るく強調して歌う水野真紀さんのCMだ。行けば、わかる、行かないと、わからない。ごく当たり前のことだが、重要な提言である。★人生においては、取り掛かってみると、意外に捗る(はかどる)ものも少なくない。文章でも、小説であれ、日記であれ、計画であれ、書いてみないことには、何も始まらない。「★書けばワカル、書かないとワカラナイ」ということは、大いにあり得る。躊躇わずに、書き溜めることが肝要だ。書き溜めなければ、捨てることさえできない。

@井川治久(作家・英語研究者・心理研究者) 2006年2月15日、記す。

 

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「日記のテーマ」:◆Fawn upon the audience?・・・・・・「おもねる(阿る)?」


志村けんさんが、正月の特番で、お客様が長続きする要領として、★「下手に、媚びる(こびる)ことは、しない。おとなの目線で、演じる。媚びると、子供に、感づかれてしまう」といったようなことを、おっしゃられた。これには、頷ける(うなずける)。わたくしも、マイクを握り始めてから20周年を迎えたが、この業界でも、受講生に媚(こび)を売って長続きする講師は、稀である。というのも、5年ほどを経ると、「媚を売っている自分に嫌気がさす自分」を目の当たりにすることになるからである。わたくしも、媚(こび)を売ることはしない。いや、性格上、できない。本を執筆する時も、同様の姿勢である。おかげで、細く長く売れる参考書(ロングセラー)を歴史に残せた。@井川治久(ロングセラー著者。早稲田大学OB.)2006年2月12日、記す。

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Presented by 井川治久。

 


【日記のテーマ】:◆人生、どこで笑おうかと、身構えているのだが。・・・・・・ Ad-lib something!

 

今は、禁酒しているが、親父の血を半分ほど継いで、大酒飲みだったためか、「おもしろい人間」が好きだ。 医師に禁酒を命じられるまでにお酒の経験を積むと、誰しも、少なからず「味のある人間」になる。素面(しらふ)でも、雰囲気に酔えるようになるのだ。

お笑いは、通常は、素面(しらふ)で演じるわけだから、それなりの「試練」が必要だ。しかも、テレビ出演の場合には、週に1本としても、レギュラーで出るためには、7日で新ネタを発想する力も要する。「台本」があったとしても、その通りに事を運ぶだけでは、笑いは取れない。粗筋(あらすじ)が違っても、前週と同じ「色合い」に見えてしまっては、飽きられてしまう。また、どこで、笑えばいいのか、考えなくてはならないコントも、2週目からは、客離れが起こる。★笑いたくて見ている人は、無論、どこで笑おうかと身構えてはいるが、その身構えを解きほぐし、リラックスさせることこそが、「芸人」の役割だからである。諸に(もろに)実力が問われる。★存在感に加えて、★アドリブの力が試される。★人生の縮図の一場面である。どんな職業の人でも、ある意味においては「芸人」である。人々の暮らしを「愉快なもの」にするべく、働くのである。

@井川治久(早稲田大学OB作家。)2006年2月9日、記す。

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Presented by 井川治久。



【日記のテーマ】:◆Wield  one's  presence?・・・・・・四十を過ぎて滲み出る存在感。


芸人は、「そこに、いるだけで、面白くなくてはならない」・・・といった主旨のことを、志村けんさんが、かつてテレビで述べられた。「存在感」のことを言わんとされたのだろう。わたくしの考察では、「存在感」は、振るうものではなく、滲み出て来る(にじみでてくる)ものである。二十歳(はたち)ぐらいまでは振るえても、三十路(みそじ)では、空振りする。その後、精進し、感謝の心を有すれば、四十を過ぎてから以後「存在感」がおのずと滲み出てくるものだ。

井川治久(早稲田大学OB。)2006年2月6日、記す。

 

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【日記のテーマ】:◆「物真似が、人生における、すべての基本である。」(人生論)


★Imitation  is the sincerest (form of )flattery. という英語の諺がある。「模倣は、この上ない心からの諂い(へつらい)の形である。」「真似は、この上なく誠意ある誉め言葉。」といった意味である。物真似(ものまね)が、人生における、すべての基本である。@井川治久(英語学研究者。)2006年2月2日、記す。

 

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【日記のテーマ】:◆健康維持の小道具師 (propman) ・・・・・・「笑い」の重要性


大学受験生の時から、★肩こりが始まった。 そののち、癒す(いやす)ためだろう、無意識のうちに、カフェインやアルコールの量が増えた。それが免疫になると、お笑いへの依存度が高まっていった。近頃は、一つのお笑いを、★3倍に活かしている。芸人の「職人気質」をそのまま味わう、ところどころに挿入される「裏方の馬鹿笑い」を楽しむ、その馬鹿笑いを「声に出して真似」する。 裏方の大笑いが、わたくしの★健康維持の小道具になっている。毎日の生活の中で「道化芝居の役者」を演じるための虎の巻なり。

@井川治久(早稲田大学OB作家。)2006年1月28日、記す。

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Presented by 井川治久。


【日記のテーマ】:★take the golden mean・・・・・・中庸(ちゅうよう)を得る。


人生が、回転する時季がある。1回転から、2回転に。2回転から、3回転に。回転するのは自分だが、回転させるのは自分を取り巻く人間たちだ。周囲の期待が、高まる。この期待こそが、「自分は、必要とされているんだ」という★使命感を、延いては(ひいては)、★正義感をも、内面に生じさせる。★波に乗る。triple lutz、3回転ジャ~ンプ!

だが、期待も過大になると、下手なプレッシャーという形となって、目の前に立ち塞がる(たちふさがる)時期が来る。この時が、正念場だ。★自分自身に期待しなくなる瞬間がある。しかし、それでは、過小だ。こんな時は、過大と過小の両極端を結ぶ直線を頭に描き、その★中間点に心を定めることだ。

中庸を得る! カメラアングルを変えれば、スケートひとつからでも、★人生の知見の目が養われる。

@井川治久 (早稲田大学OB)。2006年1月26日、記す。

 

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【日記のテーマ】:◆バーラタル(volatile)・・・・・・乱高下。


破格の調子が出るときもある。飛び過ぎてしまうこともある。一触即発のときもある。乱高下するときもある。人間も、人間が動かす市況も。移ろいやすい日々が続く日本ですね。(2006年1月25日記す。@あせい。)

*「あせい」は、「井川治久」のペンネームです。

 

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【日記のテーマ】:◆fritter(フリター)・・・・・・無駄遣い?


と或る有名人の親父さんが、人間は「無駄遣いを一度覚えたら、やめられない」から、必要なもの以外の小遣いは、与えなかった・・・といった趣旨のことをおっしゃった。一理ある。でも、わたくしの人生論には、★「無駄遣いすれば、卒業できる」  ★「無駄遣いをすれば、無駄遣いが止められる」という側面もある。少しずつ、取るに足らぬものに費やすのが、人生の営みであり、楽しみなり。・・・・・・高校3年生のクリスマス・イブになって急に「理系」から「文系」への転向を決断し、浪人生活によって、無駄遣いをし、受験勉強を「卒業」できた。めんこ(面子)も、幼少期に路上で一年やって、卒業した。8歳から18歳までピンボール(フリッパー)のプロで通り、卒業。16歳ではアイドルの親衛隊に付き合って、卒業。列挙できないほどの 「いろいろな卒業式」 を経た。Alas! とは思わない。★ムダこそ、人生そのもの、だから。。。。

●fritter away your time, money, and energy  =「時間、金、精力を無駄遣いする」

 @井川治久 (受験英語講師、受験参考書・著者)。2006年1月23日、記す。

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【日記のテーマ】:◆ウヮールプール(whirlpool)・・・・・・感情という「渦巻きの池」。


二十代の駆け出しの頃は、自分は、★感情派ではなく、★論理派の方だと思い込んでいた。流れのはやい昨今は、感情には打ち勝てない、と感じている部分がある。感じている、ということ自体、★感情が優先しているという、何よりの証だ。感情の象徴である「渦巻きの池」に呑み込まれてしまったのか? いや、世の中に★比例して、生きている、と感じたい。

2006年1月20日記す。早稲田大学OB作家・受験英語プロ講師・心理研究者 :井川治久。

 

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【日記のテーマ】:◆her mother's to a T  ・・・・・・そっくり。


Her face is her mother's to a Т!(彼女の顔は母親そっくりだ!)という言い方がある。文字通り顔だけでなく、心積もりの反映としての顔も、似ているはずだ。心の顔、すなわち、性格も似た形で形成されてくる。もちろん、母だけでなく、父にも癖が似てくる。制作担当者なのだから、当たり前のことだ。

「わたしは、似ていないわ」と言う人は、親の性格と同じ部分の自分の性格を一時的に否定しておきたいか、まだ世の中が見えていないかの、いずれかだ。「何歳になっても、ものが見えない」というのも、性格の一つであり、そういうDNAをもつヒトもいる。また、概して、★自分の性格は、見えづらい。

幼稚園の入園式で、「子供の顔を見れば、親がわかる」と言われ、園長先生は手品師なのかと、幼心(おさなごころ)に思った(笑)。なぜなら、うちは両親が共働きだったため、おばあちゃんが、送り迎えの担当だったからである。 「なぜに、親の顔が、わかるんだろう?」と思った。。。。

★人生経験を積んでくると、親の気持ちが少しでも解せるようになるというが、それは、自分と親の性格の共通部分を解せるといった意味に他ならない。

 

2006年1月12日、記す。井川治久(作家、英語研究者,心理研究者)。

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【日記のテーマ】:◆みのもんたさんが、コロンボそっくり!?・・・・・・Erratic!


深夜放映で久々に「刑事コロンボ」を観た。独特の旋律(aria)に、一瞬にして引き込まれた。声色(アフレコ)も、一世代30年前と押し並べて同じに聞こえ、馴染み(なじみ)やすかった。あたりまえだが、新コロンボは老けていた。

年齢を重ねて、いい味を出す演技者は、もはや演技者ではなく、本人そのものなのではないか?・・・・・・人生そのものを伝えようとするには、演技だけでは物足りない。

若い頃は、文字通り若さがものを言う。そして、経験不足から演技するしかない。その懸命さが人を引き付ける。

でも、人生も半ばを越すと、下手な若さや演技は売りにはならない。どの業界でも、また、至る生活領域でそうだ。個人差はあるものの、だれもが、この現実を突きつけられる時季があるのだ。

今朝、みのもんたさんが、自らの入院生活を病床から実況していた。表裏のない自分を曝け出し(さらけだし)、人生のあるがままを実直に伝えていた。。。。「あれっ、コロンボだ!」みのもんたさんと刑事コロンボの風貌は似ている。人生そのものを演じている点でも同じだ。ある時機から長年に渡って刻んできたと思わせる奇矯な物腰、放浪性、軌道の定まらない、斑(むら)のある言動。お二人の魅力は1日にして成るものではない。

(註):【 erratic 】 : 「軌道の定まらない、斑(むら)のある」

2006年1月6日、記す。井川治久(いかわ はるひさ)。早稲田大学OB、開成高校OB。

 

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【日記のテーマ】:◆ウエブヘッド(webhead) 


秋葉原の新装のマルチメディア館に行くと、Yahoo!のインターネットが1時間無料で利用できるスペースがある。遅まきながら43歳のわたしは、そこに通いつめて、愛想のいいスタッフの女の子にメールアドレスの取得方法などを小まめに教わった。

40歳代以上の世代はIT関係は決して得意ではない。「できることなら、避けて通りたい」という同期生も少なくない。「今の学生は、いいなー、大学ではパソコンが必須だから、自然に習得できて・・・」と横目で眺めている食わず嫌いの同年代も多い。でも、なんか、やり始めないと、2006年は完全に取り残されてしまうのではないか。。。。IT企業家の活躍が著しくなるにつれて、そういった雰囲気が漂った。年末のクイズ番組でも、インターネットで投票してください、お持ちでない方は紙と鉛筆を用意してください、、、ときた。この一言が効いた。

もう、かれこれ、四半世紀も昔のことだが、高校のクラスに約一名パソコンという名のものを懸命に弄くっている男がいた。誰も、気に留めることはなかった。他のクラスにも「先見の明がある」物好きがいたと聞く。同級生の松本大という人物が社長になってマスコミに登場したときには、驚きを隠せず,なぜか、すごく嬉しかった。バブルを謳歌した我が世代、やり出せば、病み付きだ。

(註):【 webhead 】:「インターネット常用者」

 

2006年1月4日記す。井川治久(私立開成高等学校OB、英語学習書・著者。)

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【日記のテーマ】:「いかわ さま?」・・・・・・conman 。

 

みのもんたさんが、お体に支障を来したらしい。1週間に40時間近くもの番組でお喋りになっているそうなので無理もない。

むかし、うちの叔父さん(井川良久)もNHKのアナウンサーとしてニュース番組『スタジオ102』のメインキャスターだったことがあった。昭和の司会者は、だれに限らず、読みを間違えることは滅多になかった。MCたるものは、言葉巧みでなくてはならない。当意即妙でなくてはならない。口先がうまくなくてはならない。

★想定外の多チャンネル時代(* 書籍や絵画等、見るモノは、すべてチャンネルの一つに数える)を迎えて、視聴してもらうためには、口先のうまさが必要不可欠だ。テレビのスイッチを、ぱちっ、、、、そこには、気分のいい心地よい世界が広がっていなくてはならない。

★時には、嘘も方便、観る者を錯覚に陥れたり、現実から逃避させたりして、快楽を与える。それが、書物、映画、絵画、ラジオ、テレビなどのもつ、本来の目的の一つであるのだから。。。。

 

(註)【 conman 】 : 「口先のうまい人」「如何様師(いかさまし)」

*老婆心ながら、わたくしは、「いかさま師」ではなく、「いかわ さま氏」です(笑)。   

 

2006年1月2日 記す。井川治久(早稲田大学OB、英語講師)。

 

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2006年1月1日 (日曜日):平成18年元旦:



【日記のテーマ】:◆風味がなきゃ、生きてる意味が薄まっちゃう! ( condiment  )


2006年の夜明けです。

バブル崩壊のあとの白けたムードと、並の人間では順応できない機械的なデータ通信の中で、黙々とした殺風景な人間が増えてしまったという懸念が大きく広がっていました。

しかし、一昨年ぐらいから、社会全体でそれを内省するムードが、さまざまの方面で見て取れるようになりつつあります。年末の歌謡番組でも、しみじみとした「ことば」の味わいを感じるものが多く、少しだけ、ほっとさせられました。

蕎麦(そば)でも、饂飩(うどん)でも、やはり、汁(つゆ)だけでは味気ない。葱(ねぎ)だの、唐辛子だの、薬味(やくみ)がほしい。七味でも、一味でもいい。 どうせ食するなら、風味のあるほうがいい。

同様に、同じ一度の人生なら、スパイスを振りかけた風味のある2006年を、一日一日大切に生きたいものです。

 

(註):●condiment :「香辛料、薬味」

 

2006年1月1日、記す。井川治久 (東京都内にて)。

 

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【日記のテーマ】:◆カナサー( connoisseur ) @あせい


A子 : カナサー? 何でも鑑定団、っていう番組があるのーっ?

B子 : それを言うなら、アノサー、でしょ! カナサー、って、何よ??? 『通』じないわ!

A子 : 『通』じてるのよ。  『くろうと』なの よ!

B子 :  苦労とnano 、って、何よ?  10億分の1(nano-)もワカラナイわ!

A子 : 『玄人(くろうと)』よ!

 

●connoisseur は、「鑑定家、目利き、通、玄人」のことです。 知っていましたか?   

● wine  connoisseur (ワイン通)

 

2005年12月29日 (at midnight)  記す。@あせい  =  井川治久 (いかわ はるひさ)。

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【日記のテーマ】:◆左の神経と右の神経で、ニュラルジャー?  (neuralgia)   


いかりや長介さんのコント「診察室」 で、アイドルの左腿(もも)をつねって「痛いですか?」「神経が、きてますね!」といったギャグがある。次に、右の太腿を触診して「こっちの神経も、大分、きてますね」という。

さて、診断結果は???

「左の神経と、右の神経で、合わせて、神経ツー、、、です。」・・・・・・「神経が2つで、神経ツー!」

 

「ニュラルジャー」のことです。●  neuralgia :「神経痛」 ・・・・・・知っていましたか?   

 

2005年12月27日、記す。@井川治久 (作家、英語研究者)。

 

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【日記のテーマ】:◆なんでも修理屋( fixer-upper )

  
むかし、短波ラジオ(*現・日経)で『畜産アワー』というラジオ番組のコメンテーターを担当していた父(井川正久)が、よく言っていました。 自分の持ち家を建てるときは、毎日、建築現場に足を運び、自分の目で基礎工事を確かめろ! 人間のやることだから誤差が出て当たり前だと端から疑ってかかる、それぐらいの切磋琢磨をしないと大工さんは真っ直ぐな家を作らない、、、。これが持論でした。2階以上になると工事費も増幅。だから、崩れにくい平屋がいい。そして、人生のうちの、ある一定の期間を暮らすと考えれば、平屋のfixer-upperも悪くはない。寿命が延びた今、人生の時間配分を熟慮すれば、日曜大工でfixer-upperを改築して楽しむっていうのも、いいのでは?

(註)●fixer-upper : 「なんでも修理屋」「格安の中古物件(ぼろ家)」

 

2005年12月26日、記す。井川治久。

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【日記のテーマ】:◆オンコロジー( oncology )  


最近、テレビのCMでも、オンコロジーという言葉を耳にするようになりました。さまざまの製薬会社で研究に取り組んでいるようです。ガンや癌性腫瘍に対する治療も、日に月に間断なく進歩しています。

●oncology は、「腫瘍学」という意味です。知っていましたか?

(英語研究者:井川治久) 2005年12月24日、記す。

 

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【日記のテーマ】:◆ネスカフェ matinal  

 


ネスカフェというインスタント・コーヒーに、matinalという銘柄があるんです。ブラジルで生産されている風味豊かなもの。「通の人」は、小さじ山盛り3杯に、グラニュー糖3グラムに、熱湯で。。。。

●matinal は、「朝の祈りの」「早朝の」といった意味です。

知ってましたか?  

井川治久(早稲田大学OB。英語研究者。英語講師。) 

 

2005年12月23日17時 ・・・・・・日記、初回投稿日。
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追憶:

 

西暦2005年(平成17年)の11月に、偶々、秋葉原のヨドバシカメラに設置されていたYAHOO!(ヤフー)の「インターネット」のコーナーで、「YAHOO!ブログ」や「YAHOO!ジオシティーズのホームページ」の使い方をスタッフの方に教わり、その場で練習させてもらい、その時から、YAHOO!BB会員となりました。

 

そうして、2006年12月末から、「YAHOO!ジオシティーズのホームページ」に、練習として、「日記」を綴りました。・・・・・・それが、上記の「日記」です。

 

2019年3月22日現在で、YAHOO!BB会員歴も、13年4カ月近くになりました。

 

YAHOO!ジオシティーズが、2019年3月31日で、サービスを終了すると知り、

この「Goope(グーペ)」のホームページに、「2006年の日記」の一部を、保存することにしました。

 

(井川塾・受験英語学院、塾長:井川治久。いかわ・はるひさ)

 

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【旧ページのスナップ】:

 

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