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2011 / 01 / 27  

THE CAMINO  山川さんご夫妻の講演会

先日、那須で行われた山川紘矢さん亜希子さんご夫妻の講演会に行ってきました。

ご存知、アルファプランニングの鈴木さんの主催です。
会場はりんどう湖ファミリー牧場近く。
お店の中に50人以上の聴衆が集まりました。

山川さんご夫妻が翻訳した、シャーリーマクレーンの9冊目の著書は「カミーノ」(the camino)でした。
自分達がオープン当初に使っていた店名は「太陽と月の珈琲CAMINO CAFE」(現在はcamino coffeeですが)でした。
不思議な巡り合わせです。

講演会はそのあと、ワークショップなどもあり、たくさんの学びをいただけるものでした。ありがとうございました。

山川さんが大蔵省をお辞めになって翻訳を始めるようになった頃のお話しから始まりました。

『自分に気づくこと・自分を知ること』『愛と平和を世にひろめること』

それがスタートだったそうです。
お二人のお人柄にも癒される楽しい時間を過ごすことが出来ました。
ありがとうございました。



 







自分に気づく 自分を知る の自分は自我のことではありません。
デカルトが「我思うゆえにわれあり」と言った自我の発見は近代哲学史上大きな発見でしたが、自我こそがわたしであるとの誤解が生まれてしまいました。
自我ではない本当のわたしと出会うまで、西洋哲学ではそのあと何百年もかかってしまいます。

そして、そのことは本当に、いま、誰もが忘れがちな大切なことではないでしょうか?

自我=エゴです。

そして自我とは思考であり、偽の自分です。

「我思うゆえにわれあり」と気づいた客観視している目こそが本来の自分です。

自我は思考し続けることで自分を肥え太らせようとします。思考がストップしないように、絶えず、過去と未来に思いを走らせようとして、

他者と自分を比較することで、たくさん所有すること、他者に勝つことこそが、
人生の目的だと錯覚させようとします。

そうすればエゴはずっと自分を途切れることなく守ることができます。

そのエゴの罠に資本主義経済のなかで、欲望のらせんに落ち込んでいくと、
果てしない餓鬼のような社会が、強固になっていきます。

自分に気づくことが、罠と幻想から目を覚ますことができるひとつの方法なのかもしれません。
このあたりの話は止まらなくなります。
すみません、哲学科出身なもので…

最近、自分勝手な運転をする車を「エゴカー」というんですか?

自分も、エゴイストにならないように見張っていなくてはと思います。

あたたかい社会の実現に向かってできる小さな一歩だと思います。