♪ 近況&インフォメーション ♪ 

2010 / 11 / 18  

『MAGOKORO COFFEE』さんのこと。

実は最近、
古河にあったMAGOKORO COFFEEさんのことをよく思い出します。

オーナーの福地さんは何度かお店に来ていただいたことがあって、
自分達も何度かコーヒーを飲みに伺ったことがありました。

ほろほろまっぷに一緒に載せていただいた縁や、
MAGOKORO COFFEEの常連さんなどから、福地さんの話などをよく聞くこともあって、実際に会った頻度よりずっと多く会っていたような気がします。



夜、焙煎をしているとき、
昼間、お客様にお出しするコーヒーを淹れているときに、
ふと、『MAGOKORO COFFEE』さんが思い浮かびます。

福地さんの、
情熱的で、
感動屋さんで、
行動的で…、

というお人柄はもとより、

一粒のコーヒー豆に無限の可能性を求める… 姿勢や

コーヒーに宇宙(?)を感じる(これは誰から聞いたのか自分が作った妄想なのか)という話やら…


いろいろなものから、

MAGOKORO COFFEE というお店のイメージなんでしょうか、

ふと、『MAGOKORO COFFEE』って、
いい名前だよな、と思い浮かびます。


夜更けに思いあぐねながら、欠点豆をハンドピックしているときや
焙煎をしているときなど、


自家焙煎のコーヒーで、


人と人がつながっていって、

一杯のコーヒーで、誰かの胸につかえていた何かがすっと消えて、

なぜかわからないけど、そのコーヒーを飲んだら元気になって、


誰かのためになるような、特別なコーヒーを焼けないかと、


キモチがリセットする以上の、

確かに、ココロの力になるような、家で淹れるときも簡単にコーヒーメーカーでだしても雑味の無い、

エネルギーのある綺麗なコーヒーを焙煎できないかと、


そんなことをとりとめもなく考えているうちに、

まごころをこめたコーヒー豆…

これって、MAGOKORO COFFEE さん?

などと思考が展開していってしまうのが最近の傾向です。



自分の目指す方向にローストがうまくいかず、

ぶっ続けで20時間以上も、何日も焙煎し続けた挙句、
気に入らない! と焙煎したコーヒーを何10キロも捨てたり、

それからさらに、焙煎をはじめ数十時間後、

時間の感覚が無くなっていくなかで、ローストしていると

まだ、実際に焼く前から(!)、

これからこの方法にシフトさせるとこういう味になって、
だからその次はこういう方法にシフトして焙煎していって、
それはこういう味になって、…


と、一瞬でいろいろな、これから試す無数の焙煎を垣間見たときがあって、

一種の超常体験のよう(それとも夢?)な焙煎をしたことがあります。


時間の感覚と、空間の感覚がなくなって、まるで「空」にいるようでした。
それとも「禅定」(?)でしょうか。


だから、いま、お店のエントランスに『喫茶去』をひさしぶりに掲げました。

いま、ここ、にしかない、一杯のコーヒーをどうぞ。。。

そのキモチと、福地さんがMAGOKORO COFFEEという名前にこめたキモチが、重なるとは限りませんが…

当たらずと言えど遠からず、だといいな、と。