JULES VERNE COFFEE

実はこの秋、いくつかの事にチャレンジをしていました。

ひとつは、前にもお知らせしました「ローストマスターズチャンピオンシップ2012」です。こちらは団体戦で、第4位となりました。

そして、もうひとつは…。

ジャパンコーヒーロースティングチャレンジ（JCRC) 2012というものでした。これはローストの個人戦です。

同大会優勝者が来年度のフランスでの世界大会出場権を獲得します。

今回、当店の太陽と月の珈琲ロースターは、惜しくも決勝進出（12位以内）を逃し17位という結果でした。（悔しい～！）

これをばねに、来年以降のファイナル進出とその先に続く世界の舞台を目指していきます。皆様、是非応援してください！

今回のチャレンジを経て、とても強く思ったことがあります。

それは、茨城の小さな町で、夫婦2人でオープンした6年前には想像もしていなかったことです。

自分たちが、ローストで世界を目指すなんてことは。いえ、世界を目指せるまでに視野が広がったことに！（それだけの実力があることが認められたことでもあると思います。）

これは、ひとえに、今までずっとコーヒー豆を買い続けてくださっている皆様と、お店で使い続けてくださっているオーナーの方々のおかげだと、心から思っています。

本当にありがとうございます。

たぶん、うちのコーヒーはかなりおいしいです。

自分達ではいろいろなコーヒーを飲んできて自信をもっていますが、現代はケミカルな味覚、強い味のものでないと感じれない現代人の味覚というものもあります。

一般のかたの書き込むレビューサイトなどで大人気のお店、お客様が大勢いるお店に行ってみてがっかりすることばかりなのはそういう理由です。ほんとうにだまされたと言いたい、でも周りは満足しているんですね、びっくりします。

本当に高品質で繊細なコントロールされたものは、日常強い味に支配されていると理解できないのかもしれません。

そういう世情もあるので余計に、当店のコーヒーとお付き合いいただいている皆様には感謝でいっぱいです。今年はその皆様に、ある程度の結果をお知らせできて安心しています。…ですが、まだまだ先もあるので、ぜひとも応援よろしくお願いします。

本当に、たった二人ではじめて、妨害やめげることも多かった6年ですが、

誠実においしいコーヒーと焙煎をこころに、いまの場所にこぎつけました。

最近、新しい方向に進むためになるべく余剰な、中途半端なものを無くして行こうと思って務めています。

かわりに、新しく、本物、正真正銘の本物、一流との出会いを作るために、自分自身も追求してきたものをさらにおしすすめて自らも誰にも疑いなく一流と認められる技術と人間性への道を選んでいます。

楽しみな新しい旅の始まりです。