♪ 近況&インフォメーション ♪ 

2010 / 04 / 17  

空の珈琲。世界とつながるブレンド珈琲。

昨日、宇都宮のクウチャリズモの鈴木オーナーから夕刻、電話がかかってきました。
少しの時間おしゃべりをさせていただきました。


クウチャリズモカフェも、プレス抽出でのコーヒーの提供を行っているお店です。
そんなこともあって、ちょっと前にお店に伺ったときにも、お話させていただいて、バリスタ的な部分だけでなく、コーヒー全般に対する探究心と研究熱心な面を垣間見て、本当に刺激をいただきました。お店でいただいたグァテマラCOEもとてもおいしいものでした。


このグレードがきちんとお客様に届くようにと、いつもフィードバックされているようでした。
真摯に追究して探求すればするほど、現実の市場とのギャップのようなものが感じられることや、品質にともなう価格がお客様に理解されるようにしたいなど、話が及び、本当にコーヒーは様々なコーヒーがあって大変だといつもの実感を話してしまいました。

 

いろんなお店のオーナーさんやシェフのかたと話をさせていただく機会が増えていますが、いつも思うのは、よりよいものを!とひたむきになり、向上しようとすればするほど、その本気の分だけ、もがくエネルギーは必要になるのかもしれないな、ということです。

 

真剣であればあるほど、風は強く感じられて、微妙な上積みであればあるほど、なかなかはっきりした変化としては捉えづらいということだと思います。

最近、本田健さんの著書のなかに、『ひとはみんな良くなろうと思っていない』ということが書いてありました。
皆が良くなろうとするはずだと自分も思いたいのですが、高度経済成長の時代や、浮ついたバブル期のようなら、頑張ったらその分だけはねかえってくるから明るい人生観を誰もが持ちます。
でも、いまは、努力しても先に保障が無く、それならいまをほどほどに生きるか、ひとに依存して生きるか、切羽詰ったら、誰でもいいから道連れにして…、なんていう恐ろしい人生観がありふれている世の中です。

でも、それでも、あきらめたら終わりなんです。
ダークサイドに心を奪われては絶対にいけません!

こんな話も書いてありました。

ひとりの人間が暴力的になると、周りの人間は影響をうけてすさんだ気持ちになります。同じようにひとりの人間がしあわせになると周りにも幸せな影響が広がるのが本当です。


自分ひとりと思っていても、ネガティブな感情が起これば、家族に影響し、職場に影響し、子供に影響し、友達に影響し、それは地域社会、はては社会全体に何らかの波紋を与えてしまいます。

いっときの偽りの「感情」にふりまわされて、人生すべてを台無しにするのはもったいないし、社会全体からしてもとんでもないことです。

しかし、ネガティブな感情が広がるように、ポジティブな感情も広がるはずです。

だからこそ、人はつながっているんだと思います。
つながることができるのが、ひとの最大の希望です。

こんな内容も心に残りました。(ちょっと変えていますが)

人生を信頼することです。たとえいっとき見捨てられたと思っても、必ず助けは来る。人生を諦めずに信頼できるものにだけ、幸せは訪れるのだから。


海の水のように、感情が世界中のあらゆるひとをつないでいる。

だから、恨みや悲しみ、妬みや怒りをコントロールして、ひとと一緒に幸せを喜んで、笑って、楽しんで、未来を見捨てずに希望をもつことが、つながった世界中のひとたちに対する責任であり、自分を幸せにする近道でもあるのではないかと思います。


そこで、
新しいブレンドコーヒーです。(やっとインフォメーションです)


「空の珈琲ブレンド」


といいます。


シトリック・マイルドコーヒーブレンドです。(中煎りです)

空は「そら」でもありますが、
「くう」でもあります。

ゼロ・リミットという意味もこめて、酸味ですっきり、ネガティブな感情までも「くう」にしていただけたらと思っています。

「から」であって「無」であって「くう」でもある「空SORA
の珈琲」です。

深煎り珈琲好きのお客様には申し訳ありません。
中煎りの酸味を楽しむブレンドです。

こころを「空」にして、
世界中のひととつながっていけるブレンド珈琲という壮大なイメージです。

皆さん、空の珈琲で世界中の人たちとつながるイメージを楽しんでください。

ほんのちょっと違う、3センチ(位)グレードアップした幸せな自分を見つけられるかもしれません。