♪ 近況&インフォメーション ♪ 

2010 / 02 / 19  

人生はすばらしい

お店に来ていただくお客様のなかには、
(会員制ということもあるからですが、)いろいろお話をさせても
らえるようになって、
一過性ではないような関係性を築けてい
けています。
…それは本当にいまの形態のお店でなくては不可能だったこ
となんだと思えます。

『こちらのお客様はいつもうちの珈琲豆を食事の時にこんなふうに飲んでくださっているんだ』、とか、
『この前はあそこで珈琲豆を買ってみたけど、この産地のもの
が無かったんだ』、と教えていただいたり、
『こんな面白いお店があるんだ』、と教えていただいたり、
『今はこんな仕事をしてるけど、実はこういうことを仕事にした
いと思っているんだけど…』、とか、
『街の中にある、あの蔵がいまはつくばに移設されたみたい
だ』、とか…


いまは、日本は未曾有の不景気で、ものの価値が、実際の金
額より低く評価される状態になってしまって、デフレも自分達のように販売をして生計をたてているものにとっては頭が痛いことです。


それでも、
そんな風にお客様と会話をさせていただいていると…、


これから、お店をやろうと計画しているんだというひとたちや、


住んでいる環境を自然の感じれるところに移って仕事をしているご夫婦や、


自分が吸収していることを、近いうちに世に問うようなすごいプランを探っている職人さん(?)料理人さんや、


あるコンテストに応募しようと考えているひとや、


自分が生まれた街で新しいマチオコシを企画し、実行していっている大学生の方たちや、


そんな未来に向かって、踏みだそうとしている、たくさんのひとたちの「言葉とおもい」に出会うことができます。

そういう話をさせてもらえるということが、
いま、本当に嬉しい、
お店をやっていていちばん感謝していることです。


何か、こんなことを書いたら、変に勘ぐって取られると嫌なのですが…、

誰かに救いを求めるような、
何でもかんでも政治が悪い、お上が悪い、
時代が悪い、景気が悪いと、
全てを人のせいにして、
自分が立ち向かうべき努力をいっこうにせず、
短絡的に(時には不正な犯罪までして)自分の生きるべき道を見つめない、いまの世の雰囲気に、誰もが巻き込まれすぎている気がします。


だから、余計に、おもいを持ったお客様と交わす話が、
とても価値があり、
自分達にとってもエネルギーになります。


M町のSご夫妻さま。何回も訪ねていただいたのに臨休に当たってしまい、申し訳ありません。
こちらからまた、おひさまに伺わせていただきます。


H町の名シェフは、芸術に造詣も深くて、それはもちろん、ひとつひとつの皿の盛り付けにも現れていて、いつも味ばかりでなく、美しさでも感動させられます。
次のプランをいつも思いがけず聞かされて、感心を通り越して感動を憶えます。仙人のようなお人です。


そして、
自分のなかにも、いまはもう、近い将来に出現する、確固としたイメージ・プランがあります。


皆様に会ってお話を聞くと、自分たちも力と勇気が沸いてきます。


景気もいますぐには回復しないでしょうし、
茨城も、昔では考えられなかったような事件が多くて、暗い世相ですが、
「人任せで厭世的ではなく」
「人の足を引っぱるような生き方ではなく」
「斜に構えた、オレはオレのやり方で…ではなく」
「未来と、人とのつながりを信じて」
「堂々と全てのことに立ち向かって」
人生を生きていこうと思っています。


少々話は飛びますが、
昨年は本当にすばらしい映画に2本出会うことが出来ました。
人とのつながりや家族や地域との関係性がテーマの、
エンターテイメント作品です。
「サマーウォーズ」と「泣くもんか」はいまのこんな時代だからこそ、もっともっと大ヒットして欲しかった秀作です。
こんな映画を見てもし何も感じれなくなってしまった人達が増えていっているのだとすると、地域社会の未来に危惧を憶えます。


日本はもともと美徳を重んじる国でした。
みっともないこと・醜いこと・卑怯なことは恥ずかしくて出来ない国だったのです。

だから、個人の尊厳を信じて、堂々と未来に向かっていきましょう!
 と、声を大にして呼びかけたいです。


人生はすばらしい。


未来は信じているひとにとっては、明るく輝いています。

すべてがかなっていくのを楽しみながら生きていけると思います。


ものごとや仕事や世界に対していつも、
「どうせ」「別に」「裏があるんだろう」
と、正面から向き合うことを諦めたりせずに、
正面から向き合っている人達がいることを知ってほしいです。


ひとは誰でも、自分の人生の主役であり主人公です。


自分の人生を堂々と生きていかなければ、
どこまでいっても、たとえ死んであの世にいっても、
オレは本気じゃなかったからな、と言い訳をする人生です。


誰に対する、ではなく、自分に対して、情けない生き方ではないでしょうか。


…と、自分に言い聞かせています。


こんなおもいに導いてくださって、みなさま、
ありがとうございます!
また、あしたから、未来に生きていきましょう!



美味しいコーヒーを人生の糧として飲んで…