【2】 きもの攸まるささんのコレクション
着物、帯、着物小物全般を扱っていらっしゃいます。
人間国宝の作品や、重要無形文化財、一点物も多数お持ちで
特に力を入れていらっしゃったのが、手染めの江戸小紋。
特に中村勇二郎さんという人間国宝の作品は
ご主人が惚れ込み直接取引できたことから数多く扱われています。
このレベルの作品は今では作る事が出来ず、値も付けられないのですが
勇二郎さんが、
「型紙は最後まで使って欲しい、
着るための着物を作って欲しい」
という言葉を遺しておられ、ご主人もその想いを引き継いでおられます。
そして江戸小紋を扱われるには、必ず説明をしなければなりません。
見て、触って、説明を聞いて、どういうものかを分かった上で
その良さに惹かれてくれた人だけに、手ごろな価格で販売されています。
この着物が好きで着る、それが江戸小紋購入の条件なのです。
実は現在勇二郎さんの作品を一手に取り扱われている方は
人間国宝の技に感動し
「この凄まじさを伝えるには、直接語るしかない」
と、展示会でのみの販売を決めておられます。
一般の呉服屋さんには一切出回らない江戸小紋を
こんなに多数扱っておられるのは、同じく技に感動したご主人が
職人さん達と懇意にし、大事にし、ご自身でも語り伝えることが出来るから。
遊び心を活かしたデザインを提案し、実際に着物になってしまったとか
貴重なさらの型紙を彫り師の先生から記念に贈られていたりもしています。
なお、自信と責任を持って伝えられない、と言う理由で
着物と関係ないモノは一切置いていらっしゃいません。
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【着物のまるささんです】