スタッフBlog
今日4月16日に起こった悲しい出来事を、知っている人は数少ないと思います。
綺麗な海、澄んだ青い空、ゆっくり流れる時間、そんな当たり前のことが今は現実になっ
ているリゾート地沖縄。
沖縄の戦跡巡り、知人を紹介してもらい戦時中の話を聞く、まだ地中に眠っている戦時中
の遺品、遺骨収集のボランティア活動に参加する事5年。
知ろうとしなければ誰にも教わることもなく、教科書に載っていないことばかりで、
72年前の事実に衝撃を受け続けてきました。
今年は本島以外で激しい戦闘が行われた島を訪問しました。
沖縄にある伊江島という島を皆さん知っていますでしょうか?
沖縄本島からフェリーで30分程で到着する、周囲22.4kmの小さな島です。
写真を見ていただくとわかりますが、綺麗な海の向こうに見える島が沖縄本島です。
今から72年前の沖縄戦真っ只中の4月16日この伊江島にアメリカ軍が上陸し、島のほぼ
中心にある城山(タッチュー・画像)を拠点に、4月16日〜21日までの6日間という短い期間
で日本人約4000人(島民・日本兵を含む)が犠牲となる、激しい戦闘が行われた島で
す。
城山に登ると360°島が見渡せます。
高い建物もなく、住宅が点在し、あとは平原が広がっているだけです。
72年前とほとんど変わらない風景を見たときに、逃げる場所も隠れる場所もない状態だっ
たことがよくわかりました。
どんなに苦しく、辛かったのだろうと。
今現在の島は綺麗なビーチ、海、ハイビスカス園、おしゃれな雑貨屋、おしゃれなカフェ
があり、日帰りできる離島として観光客に人気のあるスポットになっています。
その反面島内には銃弾、砲弾を受けた建物、住民が避難したガマなど様々な戦跡が点在し
ており、過去と現在が混じりあった不思議な感じを体験しました。
また島の35%は未だに米軍基地となっており、ある島民の方が 『米軍基地がなければ、
もっと良い島だよ、戦争はまだ終わっていないよ』と、おっしゃられてた事が、今も心に
残っています。
最後にヌチドウタカラとは、『命は宝』という意味で、沖縄ではよく使われる言葉で、
ある石碑に『本当の宝物は命だよ』と刻まれていたのを見たとき、平和と命の大切さに
改めて実感させられました。
これからも後生に語り継いでいけるように、沖縄戦跡を巡って行きます。
(センター長)


