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F C Mってなに?
(ファンクショナル・カッピング・メソッド)
アプローチ方法は、「押す」ではなく「引く」
FCMは、シリコンカップで皮膚を吸い上げ筋膜の癒着・萎縮を改善させる効果があります。筋膜とは、皮膚の下で筋肉を包み込んでいる膜の事を指します。頭のてっぺんからつま先まで一枚でつながっており、皮膚と筋肉の間に、全身タイツのような一枚の膜が広がっているイメージです。
筋膜には、骨や靭帯、腱を覆う事で全身を支えたり筋肉と筋肉の摩擦を減らして身体をスムーズに動かせるようにしたり、筋線維(筋肉を構成する繊維状の細胞)の動きをサポートしながら力の伝達も行うもので、身体を動かす際に、非常に重要な役割を果たしてくれているといえます。
なぜ筋膜の癒着・萎縮が起こるかといいますと、一日中、デスクワークしている・頻繁にお子様を抱っこしている・スポーツのような激しい運動を行う等、同じ動作を繰り返したり、同じ姿勢を長時間続けたりすると、どうしても同じ筋肉・関節ばかりを過剰に使う事となります。同じ部位をずっと使っていると筋肉がこわばり疲労が蓄積し、ひどい場合には、傷ついてしまう事もあるでしょう。それに伴い、疲労物質や老廃物うまく排出されなくなり、蓄積した疲労物質や老廃物によって「しこり」が形成されます。しこりの周辺では、血行不良が起こり、それが原因で筋膜の癒着、周囲組織の萎縮が引き起こされます。また、癒着によって身体が歪んだ状態で固まり、姿勢が悪くなり身体が持つ本来の機能をフルに動かせなくなります。
この筋膜の癒着を、マッサージ・指圧などでは「押して」剥がすのが一般的ですが、FCMはシリコンカップで皮膚を吸い上げてスペースをつくり、その上でカップを揺らしたり、スライドさせたり、シリコンカップを着けたままストレッチしたりすることで癒着を剥がしていきます。マッサージ・指圧が苦手な方でも「押す」ではなく「引く」とういうFCMの特徴が好まれています。また、身体の変化に敏感なスポーツを行っている方からも即効性がある、関節の可動域が広がった等多くの方にその効果を実感して頂いています。従来の施術にプラスしてFCMカッピングを行う事で相乗効果が期待できます。
FCMカッピングの施術を受ける前に、事前に必ずお伝えしているのが施術後にカッピングの痕が着くという事です。吸い玉やエステでのカッピングを経験した事がある方なら、見たことがあると思いますがFCMの施術後でも、皮膚や筋肉の吸引を行う為、高い確率で皮下出血が起こり赤く痕が残ります。とはいえ、個人差はあるものの1~2週間程度でほとんど消えます。それから、癒着の激しい部位にカッピングを行う場合、筋膜が剥がれる際に多少の痛みを伴うことがあります。マッサージや指圧でも、凝っているところを押すと痛みを感じることがありますがそれと同じ原理です。
最初のうちは、痛みや赤みがひどくても施術を繰り返していくうちに癒着が軽くなるので、それらも徐々に減っていくはずです。また、痛みがあるのは施術している時のみで、施術後も痛みが続くようなことはありません。施術後に考えられるリスクとして、傷や吹き出物による出血、そして倦怠感等が挙げられます。
「押す」のではなく「引く」安全で効果的な新しいケアの形を受けてみませんか。
*施術を受けられない症状・禁忌事項
・発熱・日焼け直後・アスピリン、ワーファリンなど抗凝固剤を服用している・抗癌剤治療中・外傷による傷、腫れ・高度な貧血・重篤な心疾患・急性脊椎炎・高度な動脈硬化に伴う高血圧・妊娠中など