瓦屋根のこと

瓦屋根の良さ

なんといっても美しい!しかも嬉しい高性能!
粘土瓦屋根のメリットは、耐久性・耐風化性・耐乾性・耐寒性・耐熱性・耐水性・断熱性・耐候性能・防音性などが挙げられます。
その全てに高い性能を発揮してくれます。
特に耐久性は50年以上で、他の資材のメンテナンスをしていれば瓦は取り換える必要はないのです。
しかも、省エネにも一役買ってくれるという優れもの!
初期費用はかかりますが、長期的にみればランニングコストは低いのです。

 

瓦のことは瓦職人へ

最近はDIYで漆喰や瓦パテの修理をする方もいらっしゃいます。
しかし、パテも漆喰も適切な厚さ(しかも均一に!)で、塗る範囲も適正にしなくては、却って雨漏りの原因を作ってしまうのです。
しっかり修理しようとして、広い範囲にしてしまったり、厚く塗ってしまっては防水機能を果たさなくなるという残念な結果になります。
もちろん、必要な個所に塗れていなかったり、薄かったりすればヒビ割れてしまい、雨漏りの原因になります。
家のリフォームの際に瓦を保全される家も多いですよね。
足場のある時に同時に修理するのは、コスト的にも効率を考えてもよいのです。
ですが、ぜひ、信頼できる瓦屋に依頼してください。
大工さんに見てもらった。と言っても、大工さんの目と瓦職人の目は違います。
もし、そこで、数枚の瓦が割れていたとします。
「これぐらいなら、俺が替えてやるよ!」
(なんて親切な大工さんでしょう。)
きっと、有難くお願いしてしまうかも知れません。
親切心からの申し出は断りにくかったりしますから。
でも、素人の修理は瓦屋根にとっては、危険なのです。
雨漏りの原因になったりするのですから。
ですからリフォームの際には、ぜひ司瓦にご連絡ください。

 

瓦のお手入れ

瓦の異変に気付いて、信頼できる瓦職人にチェック・修理してもらうことが大切です。
何事もなければ、適正なタイミングでチェックしてもらいましょう。
普段から屋根を見て、割れてないかな?ずれてないかな?と、目を向けましょう。
台風・地震・落雷の後は要注意です。
粘土瓦は耐久性がありますが、他の物は10年を目安にメンテナンスをする必要があるのです。

瓦の健康診断のタイミング

乾式コンクリート:約10年 漆喰:約10年 粘土瓦:50~100年 セメント瓦:約10年 

 

瓦の種類
*和瓦
日本の風土に合う設計で、瓦以外の資材をしっかりお手入れすれば100年は大丈夫と言われています。
風化にも強く、美しい光沢も損なわれにくい上、省エネ効果も持ち合わせています。
ランニングコストも低く抑えられます。
*洋瓦
和瓦に比べて安価です。
耐久性は和瓦に比べて劣りますが、メンテナンスが容易です。
(10年毎に検査しましょう)
形はS型瓦(スパニッシュ型)とF型瓦(フラット型)があり、カラーバリエーションが豊富で個性的な家に仕上がります。
*ソーラー瓦
新しい技術で、屋根材にソーラーパネルが組み込まれており、屋根の上にソーラーパネルを設置するのが外観上好ましくないと思われる方にはよろしいのではないでしょうか。
但し、性能的にまだ劣ることと、リフォームの段階で取り入れようとするとコスト的にも割高になることをご確認ください。

 

 

屋根材の種類

 

*粘土瓦
粘土を高温で焼いたもので、耐久性・耐火性・耐熱性・耐寒性・防音性・防水性・耐風化性などにすぐれています。
見た目も重厚で美しさも兼ね備え、ランニングコストを抑えることができます。
*セメント・コンクリート瓦
セメントとモルタルを原材料としています。
耐火性能を高めたのが施釉セメント瓦です。和型・平型・S型など形状が豊富で、厚みもあり重厚な印象です。
*化粧スレート
セメントに繊維を混ぜて強化した板状の屋根材です。
軽量で施工し易いのが特徴です。
塗装により、耐熱性・耐候性・耐久性を持たせたものがあります。
また、加工により、様々なデザインのものがあります。
*天然スレート
貴重な天然の堆積岩を加工して使用した高価で重厚な屋根材です。
石英・緑泥石・セリサイトなどの耐久性の高い珪酸塩鉱物からできています。
*トタン
薄い鋼板に亜鉛をメッキしたものです。
軽量・安価で施工期間が短く、耐震性・防水性が高いのがメリットです。
断熱性が低く、耐久性が低いので5年を目安に塗装の必要があります。
*ガルバリウム鋼板
薄い鋼板に亜鉛にアルミニュウムを混合してメッキしたものです。
軽量・安価で施工期間が短く耐震性・防水性が高いのに加え、さびにくいのがメリットです。
断熱性は低いが、耐久性は比較的高く30年を目安に塗装の必要があります。
*銅板
非常に日本に適した屋根材です。
その暑さは0.5ミリメートル以下と非常に薄いので、軽量で耐震性に優れています。
加工性が高く、どんな形も自由自在に作ることができます。
経年で色が変化することにより趣のある家になるのです。
メンテナンスの要らない素材ですが、初期費用はかかってしまいます。
施工できる職人が減ってきている為、施工費もかかるようになってきています。
*アスファルトシングル
ガラス繊維基材にアスファルトを含侵・コーティングし、スレート砂・彩色焼成砂を圧着したものです。
防水性・耐震性・防音性・施工性に優れています。
大きなシート状をしているので、定期的にはがれていないか確認する必要があります。メーカーにより、価格・耐久性・デザイン性などに違いがあります。

SCHEDULE

2024.05.24 Friday
誰でも簡単、無料でつくれるホームページ 今すぐはじめる