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2026-11-03 19:00:00
一つの身体を三年以上追い続けて見えてきたこと⑤ー指の痛み編
【最近もっとも苦戦している右母指の痛み】
一方で、なかなか簡単には改善しない症状もあります。
右母指の痛みです。
物を持つ、親指をグッと伸ばす、握る、捻るなどの動作で痛みがあります。
最初は手や前腕だけではなく、下腿などから母指と連動する場所を探して治療しました。
しかし大きな変化はありませんでした。
そこで首から背中との関係を調べていきました。
特に頸椎と胸椎の境目付近を調整したところ、親指の動きが少し滑らかになり、痛みも軽減しました。
完全には治っていません。
しかし
「親指そのものだけを治療しても変わらないが、首や背中を調整すると変化する」
という反応が確認できました。
これは今後の治療を考える大きなヒントになっています。
◾️効かなかった治療から分かることもあります
鍼灸治療では、一本刺せばすべての症状が消えるわけではありません。
以前この患者さんに突然「しゃっくり」が出たことがありました。
最初に数か所へ鍼をしましたが、全く変化がありませんでした。
そこで治療点を変更し、手首にある内関というツボを使いました。
すると本人が
「お腹から喉に向かって何かが抜けたような感じがした」と言い、その後しゃっくりは出ませんでした。
最初の治療は効かなかった。
しかし身体の反応を見ながら治療を変えたことで、大きな変化が現れました。
私はこの「効かなかった」という情報も非常に大切だと思っています。
身体を診ながら
・どこが関係しているのか
・どの治療なら反応するのか
一つ一つ探していく。
それも鍼灸治療の面白さです。