会長あいさつ

会長顔写真.jpg

中小企業・小規模事業者を取り巻く環境は、新型コロナウイルスの感染拡大から3年が経ち、ようやく医療体制や社会経済活動が通常に戻る兆しが見えてきました。しかしながら、コロナ以前とは消費者の考え方や生活様式が大きく変化していることから、引き続きウィズコロナ・ポストコロナを見据えた経営の在り方を考えていくことが求められています。加えて、ウクライナ情勢の緊迫化等により原油価格・物価高騰等が長期化しており、製造・仕入原価や固定費の上昇から事業者の更なる業況悪化が懸念されております。

 

小規模・零細企業においては、コロナ禍を経た消費者の行動変容や物価高騰による消費者マインドの低下をはじめ、長期金利の上昇や賃上げ問題、デジタル化、インボイス制度及び電子帳簿保存法への対応、事業承継、人材確保など課題が次々と出てくるため、その目まぐるしい経営環境の変化に適応し続ける力が必要とされます。

 

このような状況を踏まえ、商工会は新たな時代の転換期にある事業者が前向きに自らの事業と向き合い、経営を継続・発展できるようにサポートし地域経済を支える役割を果たさなければならないと考えています。そのための商工会支援機能の強化や組織体制づくりに取り組みながら、地域の事業者に寄り添った事業を展開してまいります。

 

本年度は、経済産業省から5カ年計画第二期目の認定を受けた「経営発達支援計画」に基づき、既存事業の再構築を目指す事業者の計画づくりや実践的なDXの取り組みをサポートするための専門家個別相談等を計画・実施するなど、地域企業を面的に支援する経営改善普及事業を推進していきます。

また、2年目となる県のサポート事業と町からの補助金を活用させていただきながら「町の事業者魅力発信事業」を展開し、イベントや動画制作等を通じて地域の人に地元企業を“知って・触れて・体験”してもらえる取り組みを実施してまいります。

 

令和5年度も引き続き、行政や関係団体との連携を図りながら、役職員一同、各事業に取組んでまいりますので、会員各位のご支援とご協力をお願い申し上げます。

誰でも簡単、無料でつくれるホームページ 今すぐはじめる