詳細情報
諸富地区
佐賀県南東部に位置し、筑紫平野の一部で、筑後川を挟み福岡県と隣接し、佐賀県伝統的地場産品の指定を受ける「諸富家具」の産地となっている。
不老長寿の薬を求め、徐福が上陸したとの伝説や国指定重要文化財である筑後川昇開橋などの歴史遺産がある。
夏のメルヘン花火大会や秋の諸富家具市が開催され、県内外から多くの人が訪れる。
川副地区
佐賀県の南東端に位置し、町域の南側は有明海に面し、東側は筑後川河口の西岸にあり福岡県と接する。町域すべてが筑紫平野に含まれており、有明海岸にある佐賀空港を含め、面積の半分以上は江戸時代中期から行われた干拓によって作られている。産業としては、干拓地での米麦栽培を中心とし、トマトやアスパラなどの農産物や有明沿岸での海苔の養殖が盛んで、海産物漬物も特産品にある。国指定重要文化財であるじょうご造りの農家「山口家住宅」や日本赤十字社の創始者、佐野常民の記念館や日本の近代造船の礎となった歴史遺産「三重津海軍所跡」がある。
東与賀地区
佐賀市の南隣に位置し、南側は有明海に面する。町域の大半が江戸時代から第二次世界大戦後まで続けられた干拓によって造成された土地で、最高点でも海抜2.8mしかない低平地である。有明海の干潟に面し、塩生植物であるシチメンソウの群生地となっている。干拓農地での米麦を中心とした農業や有明海での海苔の養殖が主な産業としてあげられる。シチメンソウ群生地の沿岸部には、昭和天皇最後の行幸地として「行幸記念碑」が建立されているほか、「干潟よか公園」が整備されており、秋には県内外から多くの人が、海の紅葉「シチメンソウ」を楽しみに訪れている。