詳細情報
土佐和紙について
和紙とは伝統的な日本式の紙漉き(かみすき)手法で作られた紙のことです。主要な材料は楮【こうぞ】、三椏【みつまた】、雁皮【がんぴ】で、中でも楮の繊維は長くて強く絡み合う性質があります。その紙は粘りが強く丈夫な紙となります。日本三大和紙(越前和紙・美濃和紙・土佐和紙)のひとつとされ、1000年以上の伝統を誇るのが、高知の土佐和紙です。「仁淀ブルー」とも称される清く澄んだ仁淀川流域では良質の和紙を生み出してきました。水とともに和紙の原料となる楮も、高知は日本有数の楮の産地であり、特に高知の楮は繊維が太く長く、丈夫な紙を作りやすいといわれています。
土佐典具帖紙とは
きわめて薄く、かつ強靱な楮【こうぞ】和紙の製作技術が土佐典具帖紙です。漉き上がった紙は「カゲロウの羽」と称されるほど薄く、繊維が均一に絡み合って美しく、かつ強靱です。明治初期に高知県に導入されて発達して、タイプライター原紙やナプキン、コーヒーフィルターなどに使用されて大量に輸出されるほど発展し、比類のない極薄紙として知られるようになりました。
文化財の修復に使われています
当社の極薄和紙は、一平方メートル1.6g、厚さ0.02mmの「世界一薄い和紙」です。これは原料処理、機械の調整技術など、すべてのバランスがとれていなければ、たちまち破れて漉くことができなくなってしまいます。これはこれまで蓄積された当社だけの抄紙技術で安定した極薄和紙の製造を実現しています。また、経年で劣化・変色の原因となる塩素を使わない独自の漂白技術を用いた極薄和紙が歴史物絵画や書物・仏像等の修復用紙として、国内外の美術館や博物館等で活躍しています。