奈義法然窯　　

備前焼　素朴な土の香りと噎せかえる窯の熱気

　備前焼は、日本の陶器の歴史でもあります。備前焼は一名、伊部焼とも称され『一土』『二焼』『三造』と云われ、土は、上質の田土（ヒヨセ）を使用し、焼成りは松割木で炙り（モセトリ）から、中焚き、本焚きに至り十～十二昼夜焚き続け、炎の変化により景色を付け、焼き上げます。備前焼独自の景色は「ゴマ」「サンギリ」「榎肌」「火襷」「緋」「青」の変化が混じり、変化のない焼き成りも「土味の手」として、造詣の深い愛好者から珍重されています。
　私も奈義町西原（岡山 作州 美作 津山）に窯（登り窯・穴窯・電気窯）を築き、現代の要求に応じた作品を送り出す様努力しております。また、備前焼の魅力を体験していただくため、陶芸教室を行っております。どうかよろしくご指導ご鞭撻の程お願い申し上げます。