詳細情報
和紅茶のこだわり
丸合製茶では、大台町で栽培された日本茶の代表品種「やぶきた」、紅茶品種「べにふうき」の茶葉を用いて、現在の主流であるCTC製法※ではなく、伝統的製法で、完全発酵の和紅茶作りにこだわっています。
「やぶきた」は、渋みや苦みが少なく柔らかい口当たりが特徴で、お子様でも気軽に飲んでいただけます。「べにふうき」は、コクがあり、芳醇な香りが特徴で、紅茶が好きな方におすすめです。
丁寧に時間をかけて発酵させることで、クリアな水色と雑味のない味に仕上げております。
日本ではすっかり紅茶文化が定着しているため、毎日飲まれる方も多いかと思います。
お手軽に飲めるタイプもありますが、一息ついて本格的にリーフから入れていただく和紅茶は深い香りと味わいをお楽しみいただけます。
※CTC製法…CTCとは「Crush Tear Curl」の略で、短時間で成分の抽出が出来るように、最初から細かい茶葉を作る製法です。そのため、CTC製法の紅茶にリーフはありません。
和紅茶の種類
■ファーストフラッシュ<5月>
三重県の中山間地域で育まれる大台茶。
春になり5月に入ると新芽が出始めます。
この時期に取れる一番茶を発酵させた紅茶がファーストフラッシュです。
渋みが少なく、上品な甘みで癖がなく、爽やかな香りが特徴です。天日乾燥のため、生産量が少なく貴重な紅茶です。
■セカンドフラッシュ<7月>
三重県の中山間地域で育まれる大台茶。
夏場の太陽をしっかり浴びた時期に収穫される、二番茶を発酵させた紅茶がセカンドフラッシュです。
渋みが少なくすっきりとした甘みがあり、ファーストフラッシュに比べて香りが強いのが特徴です。最もポピュラーな紅茶です。
■オータム<9月>
三重県の中山間地域で育まれる大台茶。
冷涼で乾いた秋の時期に収穫される、番茶を発酵させた紅茶がオータムです。
渋みが少なく、サラッとしたスッキリとした味わいで、秋を感じさせる落ち着いた香りが特徴です。リーズナブルに紅茶をお国産茶葉づくりにおける伝統的製法
和紅茶の製造工程
①摘採(てきさい)
茶葉の一番良い状態を見極めて、品質が低下する前に収穫します。
②萎凋(いちょう)
茶葉を風通しの良い暗所で放置し、水分を減少させて揉みやすくします。
③揉捻(じゅうねん)
茶葉を揉んで微細な傷を付け、上品な味・香りになるよう成分を抽出します。
④.発酵(はっこう)
揉捻した葉を発酵室で保存して、酸化酵素の働きを促進させます。
⑤乾燥(かんそう)
熱風で乾燥させて、茶葉の発酵を止めます。
⑥クリーニング・区分け
混入物を取り除き、茶葉をサイズ・グレードに分けて仕上げます。
茶葉は三重県 大台町産です
■美し国三重
大台町は三重県の中部に位置し、東西に細長く広がっています。
そして、約90kmに及ぶ県下最大の河川「宮川」が町内を横断しており、水と緑に囲まれた自然豊かな町です。また、町内全域が、ユネスコが実施する生物圏保存地域(国内呼称:ユネスコエコパーク)に指定されています。
町土の約90%以上を森林が占めているため、茶葉の生育・収穫に適しており、上品な味と香りを兼ね備えたお茶が収穫できます。
■大台茶の特長
三重県は年間の平均気温や降水量がお茶の生産に適しており、国内では第3位のお茶の生産地となっています。
そして、大台町に流れている清流「宮川」は、平成27年・28年と連続で「水質が最も良好な河川」に選ばれています。
過去10年では7回も清流日本一に選ばれており、水質指標では最高評価のAランクを獲得。
また、大台町は伊勢の山々に囲まれた中山間地域で、昼夜の温度差が激しく雨量が多いことから、甘味が強く飲み応えのある茶が栽培できます。