越前和紙 ~格式の高い紙 『檀紙』~

 

檀紙の歴史は古く750年程前、正倉院に出典しています。

平安時代『源氏物語』の中で“うるはしき紙屋紙”と併記され、『枕草子』では“秀れた美紙”と称賛されています。

戦国時代、秀吉の朱印状や徳川将軍の朱印状・感状などにも大高檀紙が使われており、格式の高い紙として伝えられています。

独特の技法を必要とするこの紙は『漉屋秘伝之儀二付難申候』ものとして、殆ど改良を加えることなく、門外不出で頑なに伝統を継承しています。

その一方で現代の生活様式にあった使い方と、檀紙ならではの存在感を最大限に引き出し、新しい魅力を伝えるために日々挑戦し続けております。

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