国の特別天然記念物に指定されているコウノトリ。越前市には、昭和32年(矢船町)と昭和45年(白山・坂口地区)にコウノトリが飛来した歴史があります。以前はコウノトリの餌となる小魚・カエル・ドジョウなどが豊富に生息していましたが、現在は水田や水辺が農薬によって汚染されてしまい、これらの生き物が絶滅の危機に瀕しています。 そこで、白山・坂口地区をコウノトリがもう一度飛来してくれる自然環境に戻すことを目標に、平成21年1月に農薬・化学肥料を使わない農法で、安全・安心でおいしい米を育てる活動を行う「コウノトリ呼び戻す農法部会」を発足させました。 当初は9人で行っていた活動が、福井新聞社のコウノトリ支局、越前市、福井県、NHK福井放送局、さらには全国ニュースで取り上げられたりしながら、どんどん活動の輪が広がっています。