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ハクソー・リッジ オリジナル ”ブレットクロス”
2017年6月24日公開、本年度アカデミー賞2部門受賞(6部門ノミネート)メル・ギブソン監督作品。 第二次世界大戦末期の沖縄戦を舞台に、実在の人物をモデルにした映画の前売り特典企画。
ワールド・トレード・センター ”勇気キャンドル”
2006年10月公開のパラマウント映画で、2001年9月11日、アメリカ同時多発テロを題材とした作品「ワールド・トレード・センター」の前売り特典企画。UIP映画(映画配給会社:2007年末に日本支社解散)からの情報「前売り特典をキャンドルでやりたい」より商品形態を閃き、小池ろうそく店(新潟市江南区)の製作協力を得て、企画提案し、採用されました。
この映画、結果的に日本で一番ヒットしたそうで、後日の映画公開初日に上京した際、宣伝担当のプロデューサー氏より「前売り特典企画のお陰様(追加受注&完売)」と感謝された事を覚えています。 ちなみに、映画前売り特典企画とは、通常の前売り券(≒15%オフ)に、更に“オマケ=販売促進グッズ”をつけて販売する方法です。
スモーキンエース/暗殺者がいっぱい”50口径ピンズ”
2007年5月公開のユニバーサル映画「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」前売り特典企画。オリジナルロゴの突き刺さった弾丸から閃いてデザインしました。
映画の広告宣伝の世界は、作品そのものが未だ全く出来上がっていない状態からスタートします。特に洋画は、映画製作サイドとの物理的な距離がある分だけ、より“少ない情報から作品本編を想像して”広告宣伝を始めなければなりません。更にその広告宣伝の中でも、最も早い時期から動き出すのが前売り特典企画で、作品本編の情報といったら、せいぜいあらすじ程度。 そういった状況の中で想像力を駆使し、作品のイメージに少しでも近づけられる様、知恵を絞って企画提案してきた訳ですが、それらの仕事の中でも、特にこの作品の前売りグッズのアイディア程、小社の想像力が発揮された例はありません。デザインは、オリジナルロゴを見た瞬間に閃きましたが、想像力の本領発揮はそのサイズ設定です。UIP映画サイドの意向はただ単に「出来るだけ大きく」でしたが、リアリティを重視し、当方より50口径サイズを強く主張して決定となり、商品名も“50口径ピンズ”となりました。 果たして後日、UIP内部の試写室で完成作品を鑑賞した際、クライマックスシーンで、50口径銃弾が大活躍しており、試写会終了後、この作品の宣伝担当プロデューサー氏からもお褒めの言葉を頂戴しました。