Gemini sai
素焼土管と合成樹脂管の比較:持続可能な暗渠排水のために
1.素材と構造の違い
素焼土管(天然素材):
・「土」から作られた無機質素材。
・30~50ミクロンの無数の孔(多孔質)があり、水・空気・微生物が自由に行き来することで土壌を改良します。
合成樹脂管(石油製品):
・石油から作られた有機質素材。
・静電気を帯びやすく、水アカや鉄分が付着しやすいため、目詰まりの原因となります。
2. 排水性能とメンテナンス
目詰まりのしにくさ:
・素焼土管:親水性が高く常に湿り気を帯びているため、内部に土が溜まっても大雨などで自然に流れやすく、微生物の働きも目詰まりを防ぎます。
・合成樹脂管:撥水性が高く、侵入した土が乾いて固まりやすいため、一度詰まると広範囲に機能不全が広がる傾向があります。
補修の容易さ:
・素焼土管:30cm間隔のセグメント施工のため、万が一の際も部分的な補修が可能です。
3. 耐久性と経済性
・長寿命:素焼土管の耐用年数は30〜50年。合成樹脂管の3〜5倍以上の寿命を誇ります。
・高いコストパフォーマンス:適切な施工により半永久的に使用できるため、長期的にはきわめて経済的です。
4. 環境・安全性への配慮
・素焼土管:自然由来の無機質素材。農薬や肥料による腐食の心配がなく、地質や水質を汚染しません。
・合成樹脂管:有機質のため化学反応による腐食のリスクがあり、廃棄物となった際の環境負荷が懸念されます。
暗渠排水(あんきょはいすい)がもたらす3つのメリット
暗渠排水は、土壌の物理的・化学的・微生物的環境を整えることで、以下の効果を発揮します
1.農作物の増収
2.農作物の品質向上
3.生産コストの低減
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素焼土管の 施工例



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伝統に支えられた、当社だからこその実績
1. 製品性能の優位性(機能性)
・独自の土壌改良効果: 素焼土管が持つ無数の微細な孔(多孔質)により、水・空気・微生物が循環し、土そのものを元気にできます。
・目詰まりへの耐性: 静電気を帯びず、湿り気を保つ素材特性により、合成樹脂管で発生しやすい水アカや乾燥による目詰まりを防げます(先ほどご提示の文章内容および製品特性より)。
・高い排水能力: 親水性があり、土中の水分を効率よい吸収・排出。
2. 圧倒的な経済性と耐久性
・超寿命: 合成樹脂管の3倍から5倍以上(30〜50年、あるいは半永久的)の使用に耐えうるため、長期的なコストパフォーマンスがきわめて高い。
・メンテナンス性: 部分的な補修が可能であり、長期運用に適しています。
3. 環境への配慮と安全性
・自然に優しい素材: 天然素材の無機質であるため、農薬等と化学反応を起こして有害物質を出したり、土壌を汚染したりする心配がありません。
・リサイクル製品の展開: 多孔質セラミックス「カレット」など、環境負荷の低い製品も取り扱っております。
4. 伝統と革新の融合
・長い歴史と実績: 昭和12年創業、昭和17年設立という長い歴史を持ち、北海道の農業土木を支えてきた信頼と実績があります。
・施工性の改良: 伝統的な素焼土管に、施工を容易にする「継ぎ手管(エコソケット)」を組み合わせるなど、現代のニーズに合わせた製品開発を行い、リサイクル製品に認定されています。
5. 顧客(農家)の利益へのコミットメント
・収益向上への貢献: 暗渠排水を通じて「農作物の増収」「品質向上」「コスト低減」という、農家にとっての実利を重視しています。
・現場の声の重視: 農家の巡回を行うことで「農家のこえ」を重視し、実際の利用者の評価や成果を製品の信頼性の証としています。

◆農家のこえ◆
《農家の声》 野口信敏さん
昭和21年生まれ 紋別郡湧別町東
野口信敏さんは湧別町で生まれ、父から昭和53年(32歳)に経営移譲され、組合員になると同時に理事に就任した。それより30年ほど理事になり、副組合長も勤めた。
昭和62年(41歳)に湧別町議会議員に初当選以来6期22年、地方自治に参画し、湧別町議会議長の要職に就き、地方自治の発展に鋭意努力された。
昭和39年の冷害・凶作の時に、経営転換を図るため、父達は自分の農事組合は、東地区全体の賛成がなくても経営転換するという強い意志のもとに、地区全体を巻き込み農協・町の協力を得て、東地区水田廃耕を臨時総会で決議し、その時の様子は、テレビ(NHK現代の映像)、新聞(北限のある決断)などと大きく取り上げられ、全国的にも話題になった。
それを機に土地改良を検討し始め、暗渠が重要だということになった。
最初は、国営事業で素焼土管暗渠で取り組み、現在でも効いている部分がたくさんある。
その後の暗渠は、合成樹脂管で事業が組まれていた。
暗渠は施工してすぐは効かない。2、3年後まであまり効果は出にくいと言われ、疑問に感じることがあった。
酪農学園機農高等学校時代に、暗渠工事の実習もしたことがあり、暗渠については特別な思い入れがある。
昨年(平成29年5月)に、降雨後乾きにくく、農作業もしずらくなった圃場を200m程度素焼土管で暗渠施工した。
降雨後、晴れて太陽の直射日光が当たるとみるみる渇きはじめるのが分かった。
明らかに他の部分(合成樹脂管暗渠)より、1日から2日早く乾き、大型農業機械で農作業ができた。
ゴールデンウイーク明け早々に施工後、雨が降った後すぐ効果がはっきり出た。
工事をやった頃の天候に恵まれていたせいもあるだろうし、暗渠をする横の明渠を深く掘ったこともあるだろうが、効果がすぐ出た。
農業の基本は、農家自身の考え方次第だ。作物の耕作は年に1回の収入しかない。
1人の農家が経営できるのは、一生で30回できればいい方だ。
それは自分との戦いと天候との勝負だと思っている。
これからは、天候も今までとは違ってきている。
ゲリラ豪雨も多く、今までの経験だけでは解決できない部分もあるだろうが、農業の基本に立ち返る必要がある。それは、循環型農業である。
(平成30年2月対談)