Welcome

清春 旅と空想の美術館

清春 旅と空想の美術館 公式サイト→ https://r.goope.jp/tabikuu 

 

清春旅と空想の美術館設立趣旨

 

山梨県の北杜市、八ヶ岳の南麓の長坂町に私の自宅はあります。北杜市は数年前に「移住したい田舎の全国一位」にも輝いた素晴らしい地方都市です。そこは昔から清春の里と呼ばれる田舎の村で、北は八ヶ岳、西に大きく聳える甲斐駒ケ岳とそれに続く南アルプス連峰、東は遠く秩父山系の瑞牆山や金峰山、そして南は霊峰富士と、ぐるりと日本百名山にも数えられる山々に囲まれた高原地域にある美しい里山です。

 

私は妻と共にそこで小さな美術館を経営しております。「清春旅と空想の美術館」と命名した私設美術館ですが、今年で開館18年目を迎えて現在は妻が館長をしております。我々は設立時にこの館のコンセプトを、以下の通りに3つに定めました。

 

一つ目は、世界のどこかに旅に出たようなわくわくする展示が楽しめる美術館。二つ目は、誰もが皆ウキウキと楽しくなり、そして互いに優しい気持ちを持ちあえる事象であるクリスマスを、1年中どんな季節でもいつでも思い出すことができる美術館。そして3つ目は、じっと静かに目に見えないものに思いを寄せて、実は本当に大切なものは目には見えないところにもあるのだという大事なことを気づかせてくれる美術館。

 

以上の3つがが弊館の定めた大切なコンセプトであり、年間を通して常にこれに則した企画展示を行っております。そんな運営方針を軸に「旅と空想の美術館」という館の名前に繋がる様な絵画やイラスト展、また写真展など、1年に45回の特別展を開催して小館へのお客様をお迎えしております。また定期的にワークショップの開催なども行い、その都度地元の地方テレビ局や新聞社、雑誌などの取材も頂いて大変人気を博してもおります。

 

  特に毎年12月には必ずクリスマス展を開催します。ちなみに3年前はハンガリー、2年前はイタリアと続いてきており、世界のクリスマス企画展シリーズは実に今年で19回目となりますが、暮れの季節には毎年世界のどこかの国のクリスマスを紹介するこの催しが、ずっと継続されてきた小館の1年の締めくくりのメインイベントとなっています。

 

 これまでにもドイツ展の3回を筆頭に、スウェーデン、ラトビア、エストニア、チェコ、オランダ、スイスなどのクリスマスを紹介してきました。そして20昨年20年は北欧スオミの国のクリスマス展をフィンランド大使館の後援のもとに開催をいたしました。

 

 この19年間で既に欧州各国のクリスマスの様子はほぼ紹介し終わり、残るは欧州では例えばアイスランドやスロベニアといった小国くらいです。しかしまだまだ世界中に題材は無限です。今後は南半球のオセアニアや南米など、また意外にまだ開いていなかったNYを代表とする米国のクリスマスの企画展の構想も持っております。

 

このクリスマスのシーズンにおいては、世界各国のそれぞれの都市でクリスマスマーケットがオープンし、個人の家にも美しく楽し気にたくさんのオーナメントが飾り付けられたクリスマスツリーがリビングルームなどに出現しま。まさにこのこの様なクリスマスに関連する場所や空間が、実は目に見えない力が頂けて、そしてほのぼのとした幸せを味わうことのできる「授かり処」となるのです。

 

家族みんなが実に優しい気持ちに包まれていたとても幸福な時間、こんな経験はどこの家庭にもあると思いますし、また多くの人々にとって幼いころの楽しかった大切な思い出として、大人になってからの記憶の中にもしっかりと刻まれて残っているはずです。こんな思い出が作れる場所が「授かり処」であり、またそれが私たちの「清春 旅と空想の美術館」のとっても大切なアイデンティティーでもあるのです。 

 

代表 清水雅巳

https://r.goope.jp/tabikuu