観光情報

指定なし

仏ヶ浦

風雪厳しい津軽海峡の荒波が削り上げた大自然の造形、仏ヶ浦は冬の厳しい姿と夏の穏やかな姿の両方を 持っています。

2キロに及ぶ奇岩の連なりは見るものの心に様々な造形を結んでくれます。如来の首、五百羅漢、一ッ仏、 親子岩、十三仏、観音岩、天竜岩、蓮華岩、地蔵堂、極楽浜などの名称がつけられ、その総称が仏ヶ浦な のです。仏ヶ浦には佐井港から船で30分のコースと、観光拠点津軽海峡文化館アルサスを起点に車で45分のコースがあります。後ろの木々の 緑と紺碧の海、そしてその中に象牙色に佇む奇岩の群はまさに羅漢様の連なりに見えることでしょう。 また車で訪れる場合には、急な崖道を下り海が見え始めると遠くに津軽半島そして眼下に広がる仏ヶ浦の 眺めは一瞬息を飲む美しさがあります。
陸からお越しの方
急勾配の道のりを歩くことになります。
所要時間:行き(下り) 約10分
     帰り(登り) 約15~20分
歩きやすい靴を御用意することをお勧めします。

津軽海峡文化館アルサス

観光船や下北汽船の発着場のすぐ前にあり、観光物産と歴史を紹介しているのが津軽海峡文化館アルサス です。

一階には「観光案内所」やイベントやパーティーにも利用できる「しおさいホール」があります。 また、佐井村のお土産を販売する「スーバニアハウス」や、佐井村の紹介を始め、 下北半島の風土や歴史、文化、観光をビデオで紹介している「PR広場」もあります。
二階には、本州北限の博物館「佐井村海峡ミュージアム」、下北の新鮮な味が楽しめる和風レストランやラーメン屋、喫茶店、会議室など。
そして三階には津軽海峡と北海道がパノラマに広がる展望室があります。

三上剛太郎生家(佐井村有形文化財指定)

江戸時代より現在に至るまで約280年間医家として活躍され、赤十字の心に生きた医師三上剛太郎を輩出した三上家を平成17年に改修保存し公開しました。

佐井村では三上剛太郎の仁愛の精神を受け継ぎ、心の中に赤十字の旗をひるがえし、人にやさしく共に生きる社会を目指し、「赤十字の旗ひるがえる里」を推進しています。

願掛け岩

見方によっては、男女が抱き合っているような姿の大岩石。地元では古くからこの岩を願掛岩と呼び、信仰 の対象となっていました。その記録は江戸時代の紀行家菅江真澄の文章にも見られ、寛政四年(1792年) 北海道旅行の途中に佐井村を訪れ願掛岩の前を通った菅江真澄は稲荷社と八幡社が並び建つ願掛岩の鳥居に 桜の枝を鍵として掛け、自分が好きな人に想いが通じるようにと願を掛けている風習があることを伝えてい ます。鍵掛岩とか願掛岩と呼ばれたこの岩は、山や里の豊饒と海の幸を恵んでくれる神々への感謝を表す祈願所であり、さらには人々の恋も叶えてくれる大切な神様が宿る岩だったのでしょう。

津軽海峡に漁に出てもこの巨岩は最も頼もしい目印であり、抱きかかえ合うような岩の姿は、愛する人を守ってくれる実に頼もしい神様だったに違いありません。現在もなお圧倒的な迫力で迫る願掛岩は、なにかを願えば叶えてくれそうな優しい雰囲気があります。

ケビンハウス

願掛公園ケビンハウスHP

願掛岩の山側に建つ五棟のケビンハウスは総ひば造りで北欧を思わせる宿泊施設です。ドアを開けた途端に さわやかなひばの香りが迎えてくれます。1棟に10名(ベッド6床、布団4組)まで宿泊でき、台所にはレンジ炊飯器などが備えられていて家族や親しい仲間達と過ごすのに最適。

目の前に津軽海峡が広がり水平線に沈む夕日と漁り火の瞬きが心を和ませてくれます。ここには、キャンプ場、野外炊事場もあります。またケビンハウスから徒歩で3分ほどの願掛岩の海岸で磯釣りを楽しんだあとはシャワールームや休憩室完備のスイミングハウスでゆったり憩いのひとときをお過ごしください。

縫道石山

福浦地区から山側に目を向けると海抜625mの岩山が圧倒的な存在感でそそり立っています。

火山でマグマが植物に侵食されずに残り岩山となった火山岩頸。
岩盤は約200mもあり、かつてはロッククライミングを楽しむ方もいましたが、1976年に「オオウラヒダイワタケ」という地衣類が発見され、国の天然記念物に指定されたことにより、禁止されています。

 

福浦地区から村道福浦川目線をむつ市川内方面に進行すると登山入口が見えてきます。頂上部分は8畳程のスペースで津軽半島や、北海道松前の山々が眺望できます。
1
2024.05.04 Saturday
誰でも簡単、無料でつくれるホームページ 今すぐはじめる